髪を乾かし終わるとドナテロは見て欲しい物があるんだとガイズの寝床に連れて行った。


ドナテロについて行くとレオナルドの寝床の奥に2メートル超えの大きなサーカスの様な形のテントが置いてあった。
上はパステルピンク、下はパステルパープルのグラデーションで出来た色合いのテント。
テントの置いてあるこの位置は元々新亀実写の1作目で使われていたガイズのベッドがあった場所。すぐ真横はドナテロの寝床で壁に穴を開けているからか床にはあまり物が置かれていないのでベッドを置くスペースを作れたそう。
横幅は寝床に行く階段を登る時に見えるマイキーの寝床の壁に飾られた"COOL"のLの文字が隠れるくらい。

ドナテロがテントの入り口を開けると右に棚付きサイドテーブルと全身鏡、左にはタンス、奥に普通のダブルベッドより大きなベッドがレオナルドと同じ枕の方角で設置されていた。布団類のカラーリングはパステルカラーのパープルとピンクが混ざったもの。

「ドニーありがとう！凄い！それとベッド、やけに大きいような...？」
「縦は200センチ超え、横はダブルベッドのキングサイズだよ」

ゆったり寝て欲しいという事でこんなに大きいのを特注してくれたらしい。それにマットレスも高反発のウレタン素材を使った凄く寝心地の良いやつを選んでくれた。

「あとタンスの中に下着を入れておいたからね」
「えっ？下着？」
開けると本当にパンツしか入ってなくて枚数は6枚。今履いてる1枚を含めて1週間分が閉まってあった。水玉柄だったり、しましま柄だったり。

「ところで、下着の上は...」
ドニーは照れながら言った。
そう言えばあたしここに来てからノーブラ。どうして？

もし必要ならサイズ測るから言ってね、なんて言ってくれるので、今測って貰う事にした。

「胸の先っぽと胸の下か
名無し、巻尺を自分で先っぽに合わせて持っててね
僕は背中に合わせるから」

胸のサイズの測り方をドナテロの腕の端末機で素早く検索し、名無しは来てるガウンの上半身だけをはだけさして巻尺で胸のサイズを測る。
前はドナテロに見えないように自分で合わせ、後ろはドナテロが背中を合わせて測った。

「それじゃぁ下着の柄が上下合うように注文しといたから、届いたらタンスの中に入れておくよ」

そこまでやってくれる。裸見られるとこんなにもドナテロへの羞恥に鈍くなるのか...とは言っても少なからず下着の管理は恥ずかしいけれど、もう本当にドナテロには至れり尽くせり。
逆に早くここの生活に慣れて自分で物事出来る様になりたい。