ダイニングテーブルに皆が集まっていた。そう、これから夕食。
下水道に居ると全然時間の感覚がわからない。
ここに来たばかりだからだと思うが、今は夜だとは思えない。

タートルズのご飯は朝昼夜、1日3食ピザ。

栄養とか大丈夫なのかな？気になる所だけど皆筋肉ムキムキ。
ドニーは皆より細い方だけど、それでもがたいが良いから痩せてるように見えない。
ラファエロなんて普段から筋トレしてるみたいで誰よりもマッチョ。

そうやってラファエロを意識して見ていたら視線に気付いてこっちにやって来た。

「何見てんだ、オラ」
「ぁっ...ごめんなさい」

急いで謝り、下を向いた。挑発的なラファエロに近くにいたドナテロも注意する。ラファエロは舌打ちをして、自分の席に座った。
ラファエロは名無しが居る事が落ち着かない様子。

映画の中のラファエロって乱暴だったけど、ここでも同じなんだねぇ...

そんな事を下を向きながら考えていたら、スプリンターがやって来て全員で食事となった。
ピザ箱の蓋を開ければ大きなピザ。
手に取ればもっと大きく感じ、Lサイズより大きい。
齧って口から離した時のチーズが伸びる量は多く、それを見ていたミケランジェロが凄いでしょう！と自慢げ。そして私の手元にオレンジ味の炭酸ジュースを置いてくれた。

「このジュース美味しいんだよ〜、ピザと一緒に飲むの」
それを聞いていたレオナルドが気にしないでくれと言って、ミケランジェロを見た。というより睨んだ。

結局ピザは1切れを食べただけで満腹になってしまい、名無しの分ね、と取り分けてくれたピザは食べきれずレオナルドが食べてくれた。