プロローグ2
名前変換
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...自然と目が覚めた。
目を開けた先の景色は薄暗く、太い配管が薄ら見える。先程迷い込んだ下水道とは違い温かみのある薄暗さを感じた。けどもう自分の部屋じゃない。自分がいつも過ごしていたあの部屋じゃない。
そして目が覚める直前に見ていた夢を何と無く思い出せる。これがますます夢の世界じゃない事を自覚させる。
下水道で泣いていた時にレオナルドが抱きしめてくれた事やタートルズの家まで担いでくれたのも夢じゃない。
...夢じゃ...ない.......現実.....
あれだけ作品の世界に入り込みたいと思っていたのに、本当に実現してしまうと恐怖でしかない...
余裕があったからこその現実逃避。けど今は全部が本物.....
「起きた?」
声がする方に顔を向けた。すると心配そうな顔で見つめるドナテロ。周りにも心配する顔のスプリンターとタートルズが居た。
ショックと全力疾走が心身共の疲労になって寝ちゃってたんだよとドナテロは言いながら検査のつもりで名無しの首に指を当てる。
首を掴まれると思って震えてしまった。
「痛い事しないよ?脈を測るだけ」
ゴツっとして少しカサついた太い指の感覚。推しの指が自身に触れているというのに今の自分自身の状況に怯えて固まってしまっていた。
ドナテロが脈を測り終わったのか脈拍正常、呼吸も安定と首から指を離し、これは僕の推測だけどと全員に話始める。
「彼女は別の世界からタイムスリップの様にパラレルワールドとして僕達の世界に来たんじゃないかな?何か特別な想いみたいなのが夢を通じて来たのかも」
髭を何度も撫でながらスプリンターが映画の作品について知ってる事を教えて欲しいと聞いてきた。
映画実写のミュータントタートルズについて1作目のスプリンターとタートルズの昔の事、エイプリルの事、2作目で紫の液体を使って人間になろうとした事、タートルズが喧嘩してしまう事、クランゲと戦う事、その他諸々作中の内容を皆に伝えた。
「ドニーの言う通りその映画がパラレルワールド化したこの世界に彼女の想いが夢を通じて来てしまった...そう考えるしかなさそうだな...まぁここは最初からずっと俺達の世界の時間が流れてるけどな...」
今まで隠れて生きてきたのに見ず知らずの人にやる事なす事全て見えてしまっていた事に名無しの言う事とドナテロの推測を信じるしかないと、その前に自分達の世界が映画の作品だという事に驚きを隠せないレオナルド。
赤のマスクをしたタートルズがだったら俺たちの名前も言えるんだろ?と試すように聞いてきた。
「えっとラファエロ...さん、この人は...」
「僕ー?」
橙色のマスクの中に潜む青色のきれいな、澄んだ目がより一層キラキラ輝かせて聞いてきた
「名前なーんだ?」
「えっと.......」
マイキーしか思い出せない...!いきなり愛称は良くないよね?フルネームはなんだっけ!?
思い出せないでいるとラファエロがお前本当に俺たちの作品とやらを観たのかよ?さっき案内してやってたのによ!と疑ってきたのですかさずマイキーと答えればミケランジェロが抱き付いてきて頭を撫でてきた。
「マイキーで合ってるけど、先ずはミケランジェロって名前を覚えてね?」
ミケランジェロに腕で抱き寄せられ、片方の手で名無しを包み込むように頭を撫で続けた。いつかほっぺにキスされるんじゃないか、そんな近距離で。
スプリンターは先生と呼ぶ事になった。
「ところでお嬢さんの名前は何て言うのかな?」
スプリンターが聞くとミケランジェロに抱きつかれて喋りにくかったが全員に聞こえるように声を張った。
「名無しです、名無しと呼んでください!それと...さっき目覚めた時は勝手に家を散策してすみませんでした...良い加減な事をしたと思ってます...倒れてるところ、助けてくれてありがとうございます。」
皆は驚いていたが、スプリンターはそんなの気にしなくて良いと言ってくれた。
ミケランジェロは凄く良い人じゃんと言いながら名無しのほっぺに唇を近づけようしていた。が、レオナルドが引き剥がした。
目を開けた先の景色は薄暗く、太い配管が薄ら見える。先程迷い込んだ下水道とは違い温かみのある薄暗さを感じた。けどもう自分の部屋じゃない。自分がいつも過ごしていたあの部屋じゃない。
そして目が覚める直前に見ていた夢を何と無く思い出せる。これがますます夢の世界じゃない事を自覚させる。
下水道で泣いていた時にレオナルドが抱きしめてくれた事やタートルズの家まで担いでくれたのも夢じゃない。
...夢じゃ...ない.......現実.....
あれだけ作品の世界に入り込みたいと思っていたのに、本当に実現してしまうと恐怖でしかない...
余裕があったからこその現実逃避。けど今は全部が本物.....
「起きた?」
声がする方に顔を向けた。すると心配そうな顔で見つめるドナテロ。周りにも心配する顔のスプリンターとタートルズが居た。
ショックと全力疾走が心身共の疲労になって寝ちゃってたんだよとドナテロは言いながら検査のつもりで名無しの首に指を当てる。
首を掴まれると思って震えてしまった。
「痛い事しないよ?脈を測るだけ」
ゴツっとして少しカサついた太い指の感覚。推しの指が自身に触れているというのに今の自分自身の状況に怯えて固まってしまっていた。
ドナテロが脈を測り終わったのか脈拍正常、呼吸も安定と首から指を離し、これは僕の推測だけどと全員に話始める。
「彼女は別の世界からタイムスリップの様にパラレルワールドとして僕達の世界に来たんじゃないかな?何か特別な想いみたいなのが夢を通じて来たのかも」
髭を何度も撫でながらスプリンターが映画の作品について知ってる事を教えて欲しいと聞いてきた。
映画実写のミュータントタートルズについて1作目のスプリンターとタートルズの昔の事、エイプリルの事、2作目で紫の液体を使って人間になろうとした事、タートルズが喧嘩してしまう事、クランゲと戦う事、その他諸々作中の内容を皆に伝えた。
「ドニーの言う通りその映画がパラレルワールド化したこの世界に彼女の想いが夢を通じて来てしまった...そう考えるしかなさそうだな...まぁここは最初からずっと俺達の世界の時間が流れてるけどな...」
今まで隠れて生きてきたのに見ず知らずの人にやる事なす事全て見えてしまっていた事に名無しの言う事とドナテロの推測を信じるしかないと、その前に自分達の世界が映画の作品だという事に驚きを隠せないレオナルド。
赤のマスクをしたタートルズがだったら俺たちの名前も言えるんだろ?と試すように聞いてきた。
「えっとラファエロ...さん、この人は...」
「僕ー?」
橙色のマスクの中に潜む青色のきれいな、澄んだ目がより一層キラキラ輝かせて聞いてきた
「名前なーんだ?」
「えっと.......」
マイキーしか思い出せない...!いきなり愛称は良くないよね?フルネームはなんだっけ!?
思い出せないでいるとラファエロがお前本当に俺たちの作品とやらを観たのかよ?さっき案内してやってたのによ!と疑ってきたのですかさずマイキーと答えればミケランジェロが抱き付いてきて頭を撫でてきた。
「マイキーで合ってるけど、先ずはミケランジェロって名前を覚えてね?」
ミケランジェロに腕で抱き寄せられ、片方の手で名無しを包み込むように頭を撫で続けた。いつかほっぺにキスされるんじゃないか、そんな近距離で。
スプリンターは先生と呼ぶ事になった。
「ところでお嬢さんの名前は何て言うのかな?」
スプリンターが聞くとミケランジェロに抱きつかれて喋りにくかったが全員に聞こえるように声を張った。
「名無しです、名無しと呼んでください!それと...さっき目覚めた時は勝手に家を散策してすみませんでした...良い加減な事をしたと思ってます...倒れてるところ、助けてくれてありがとうございます。」
皆は驚いていたが、スプリンターはそんなの気にしなくて良いと言ってくれた。
ミケランジェロは凄く良い人じゃんと言いながら名無しのほっぺに唇を近づけようしていた。が、レオナルドが引き剥がした。