久しぶりに外を歩いているからか...デートだからか、とても楽しい。
色んな物を見て、話して、手も繋いで歩くのが無かったから新鮮だった。

「なに手繋いでんだ」

合流地点で待っていたラファエロが手を繋いだ名無しとミケランジェロに気付いて寄って来た。
「ラファにバトンタッチするまでが僕と名無しの時間だよ〜」
ミケランジェロはラファエロの前で名無しの両手を優しく揉むように何度も握った。

「なっ...！！！」
ラファエロの顔がマスクの反射で赤くなって見えるのか、本当に赤面しているのか。定かでは無いがミケランジェロのやる事に必要以上に反応している。

「それじゃぁ名無し、ここまで手繋いでくれてありがとう！
とても楽しかった
ハロウィンパレード最高！！」

少し照れた顔でお礼言うミケランジェロ。その後大袈裟に飛び跳ねて喜んでいたが...。

絶対緊張していたよね？手の汗凄かったもん。
そのくらい初めての公共の場でデートしたマイキーの紳士的な姿が輝いてた。
いつも楽しませてくれるけど、今日は同時にリードしてくれる頼もしいマイキーが格好良かったな。


少し名残惜しさを感じながら、次はラファエロとハロウィンパレードを楽しむ名無しでした。