全員の準備が出来て、ホームを出る。
名無しはガイズの後を歩くが全く追いつけなかった。

皆んなの歩くスピード...！！早すぎるって...！！！

「待ってよ〜」
「名無し！抱っこ紐！」
そんな時、ドナテロに呼び止められて直ぐさまお姫様抱っこされた。そして手際良く抱っこ紐に装着される。

「外は危ないから僕が抱っこするからね」
現地までドナテロに抱っこされて行くことになりました。


ホームを出て、人気の無い場所を見つけてはビルに登り、更に近くのビルに飛び移って移動する。
ドナテロに守られながら空中散歩を楽しんだ。

誰にも見つからずにカナルストリートの近くに辿り着く。

「着いたか...ハロウィンパレードの会場に」
「レオどうしたの〜？これから楽しいハロウィンなのに、まさか緊張してるぅ？」
「レオが緊張して参加出来ねえんだったら俺様が長めに歩いても良いんだぜ？」
「ええ！？ラファずるい〜！僕も名無しとの時間を増やしたい！」
レオナルドとミケランジェロとラファエロが会話してる中ドナテロは名無しを下ろし身体に怪我がないか、異常がないか等名無しがくすぐったそうにしていてもベタベタと身体を触って確認していた。

「あれさー、イチャついてるの？」
「ドニーの性的なスキンシップだろ？」
「俺にはただのボディタッチにしか見えないが...？」
「レオは鈍感だね〜」

3人の視線に気付いたドナテロは睨みながらみんなに説明を始めた。

「良いかい？
　事前に説明した通りだけど、マイキー、ラファ、レオ、僕の順番でパレードを歩く
　地図に待ち合わせの場所書いてあるから、そこで各々待つように！」
そういってドナテロは全員に地図を渡した。
受け取って1回確認しては雑に折り畳みズボンのポケットにしまったミケランジェロ。
「観光しよう！！」
「マイキー！地図なくさないでよ！？」

ドナテロの声も聞こえていないミケランジェロは見える方向に、飛び跳ねる様に歩いて行ってしまった。