14話 ガイズとハロウィン
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「なぁ、マイキーとどうやって歩いてたんだ?
手繋いでたろ?」
「何もないよ...!ただ手繋いでパレード歩いてただけ」
「...そうかよ
ま、マイキーにはマイキーのやり方があるってこった」
ラファエロは視線を名無しから前に移して話した。
そして名無しのお尻を触ったと思ったら持ち上げて自分の胸に抱き寄せる。
「ラ!!ラファ!!!」
「お前の歩幅に合わせてたら前に進まねえからよ」
ラファエロは名無しを片手で抱き抱えながら歩き出した。
「ちょっと待って!何処行くの!!?」
突然パレードのルートを大きく逸れて道を歩いていく。
パレードの道はもう数十メートルも後になってしまった。
前を向いてみるとハロウィンの装飾をした外観のレストラン。骸骨がカボチャを食べるように、吸血鬼が襲って来そうな迫力のある大きな人形が置いてある。
「さっきよう、ここら辺歩いてたらこの店の料理が美味しそうだったから行きたかったんだ
こんな日しか堂々と外を歩けねぇからな
良いだろ?」
確かにそうだ。仮装が出来る今日しかガイズは気にせず外に出られない。
こんな貴重な日に我儘も聞いてあげられないだなんて...。
「そうだね、行こう!
あっ!外に出てるサンプルが美味しそう!」
名無しを見てラファエロはクスッと笑った。そして名無しの頭の上にはハテナマークが浮かんでいたであろうラファエロを見つめていれば、何でもねぇよと今度はさっきよりも笑っていた。
お店に入れば注目の的と思いきや、周りには仮装している人が大勢いるので疑いの目無しで席に案内された。
「意外とすんなりだったね」
「ハロウィンは違ぇな
こんな簡単にレストランの飯が食えるのか」
メニューはオススメ、ハロウィンスペシャル。
前菜、カボチャのスープ、バルサミコ酢仕立ての黒いソースが決めて!大きなステーキ。
流石に名無しは多すぎるのでハロウィンの食べれそうなメニューにしました。
もちろんラファエロはハロウィンスペシャル。ってあれ?さっきチャイナタウンでも何か沢山食べてなかった?
「沢山食っとけ」
「そんなに食べられないよ」
「そうかよ
それじゃぁよ、俺の頼んだ肉ひと口食ってみろ」
そう言ってラファエロは今まで食べてたフォークでステーキを刺して名無しの口元に差し出した。
これって間接キス...?
名無しの頭に真っ先に浮かんだ言葉。
おそるおそる口を開けて、まるでカップルの様にラファエロにステーキを食べさせて貰う。瞬間ラファエロのニヤリとした嫌な笑み。
「これで俺と名無しは間接キスをしたわけだ」
冷汗と顔の火照りを感じた。まさか自分の思ってる事をラファエロがやるだなんて。
「ちょっ!ちょっとラファ!!恥ずかしい!!!」
自然と大きな声が出てしまった。周りを気にしてしまい小さく咳払いをする。そして小声で何故間接キスを知っているのか聞いた。
「こんな青春真っ盛りの年頃が知らない訳ないだろ」
そうだった。この亀は15歳だった。うん?16歳?それでも青春真っ盛りは間違いない。でなければ私にこんなスケスケのブラウスにパンツが見えそうな短いスカートを身に付けさせる訳ないのだ。
食事も済み、ラファエロはドナテロに貰ったもしもの時のクレジットカードで支払いを済ませて店を後にした。そしてレオナルドの居る合流地点に向かう。
着くとレオナルドがドラキュラの仮装をして待っていた。
「おい、楽しんでんじゃねぇか、レオ」
「まぁな、せっかく堂々と外に出られるんだ
楽しまないと」
「去年、俺達は影に生きるって言ってたのは誰だよ...」
「うん?ドラキュラだって影だ」
心の中でラファエロは苦笑いをしていた。
「さぁ名無し、俺達のデートはここまでだ
楽しかったぜ」
ラファエロは優しく名無しの頭を撫でて見つめると名無しと目が合った一瞬の隙にウインクで合図した。
間接キス。今度は本物のキスをしようぜ。と言うように。
...恥ずかしくてこれからラファの顔見れない〜!!
何もわからないレオナルド。でもこれだけはわかる。
名無しはラファとイチャつくような誰にも言えない何かをしたんだと。
手繋いでたろ?」
「何もないよ...!ただ手繋いでパレード歩いてただけ」
「...そうかよ
ま、マイキーにはマイキーのやり方があるってこった」
ラファエロは視線を名無しから前に移して話した。
そして名無しのお尻を触ったと思ったら持ち上げて自分の胸に抱き寄せる。
「ラ!!ラファ!!!」
「お前の歩幅に合わせてたら前に進まねえからよ」
ラファエロは名無しを片手で抱き抱えながら歩き出した。
「ちょっと待って!何処行くの!!?」
突然パレードのルートを大きく逸れて道を歩いていく。
パレードの道はもう数十メートルも後になってしまった。
前を向いてみるとハロウィンの装飾をした外観のレストラン。骸骨がカボチャを食べるように、吸血鬼が襲って来そうな迫力のある大きな人形が置いてある。
「さっきよう、ここら辺歩いてたらこの店の料理が美味しそうだったから行きたかったんだ
こんな日しか堂々と外を歩けねぇからな
良いだろ?」
確かにそうだ。仮装が出来る今日しかガイズは気にせず外に出られない。
こんな貴重な日に我儘も聞いてあげられないだなんて...。
「そうだね、行こう!
あっ!外に出てるサンプルが美味しそう!」
名無しを見てラファエロはクスッと笑った。そして名無しの頭の上にはハテナマークが浮かんでいたであろうラファエロを見つめていれば、何でもねぇよと今度はさっきよりも笑っていた。
お店に入れば注目の的と思いきや、周りには仮装している人が大勢いるので疑いの目無しで席に案内された。
「意外とすんなりだったね」
「ハロウィンは違ぇな
こんな簡単にレストランの飯が食えるのか」
メニューはオススメ、ハロウィンスペシャル。
前菜、カボチャのスープ、バルサミコ酢仕立ての黒いソースが決めて!大きなステーキ。
流石に名無しは多すぎるのでハロウィンの食べれそうなメニューにしました。
もちろんラファエロはハロウィンスペシャル。ってあれ?さっきチャイナタウンでも何か沢山食べてなかった?
「沢山食っとけ」
「そんなに食べられないよ」
「そうかよ
それじゃぁよ、俺の頼んだ肉ひと口食ってみろ」
そう言ってラファエロは今まで食べてたフォークでステーキを刺して名無しの口元に差し出した。
これって間接キス...?
名無しの頭に真っ先に浮かんだ言葉。
おそるおそる口を開けて、まるでカップルの様にラファエロにステーキを食べさせて貰う。瞬間ラファエロのニヤリとした嫌な笑み。
「これで俺と名無しは間接キスをしたわけだ」
冷汗と顔の火照りを感じた。まさか自分の思ってる事をラファエロがやるだなんて。
「ちょっ!ちょっとラファ!!恥ずかしい!!!」
自然と大きな声が出てしまった。周りを気にしてしまい小さく咳払いをする。そして小声で何故間接キスを知っているのか聞いた。
「こんな青春真っ盛りの年頃が知らない訳ないだろ」
そうだった。この亀は15歳だった。うん?16歳?それでも青春真っ盛りは間違いない。でなければ私にこんなスケスケのブラウスにパンツが見えそうな短いスカートを身に付けさせる訳ないのだ。
食事も済み、ラファエロはドナテロに貰ったもしもの時のクレジットカードで支払いを済ませて店を後にした。そしてレオナルドの居る合流地点に向かう。
着くとレオナルドがドラキュラの仮装をして待っていた。
「おい、楽しんでんじゃねぇか、レオ」
「まぁな、せっかく堂々と外に出られるんだ
楽しまないと」
「去年、俺達は影に生きるって言ってたのは誰だよ...」
「うん?ドラキュラだって影だ」
心の中でラファエロは苦笑いをしていた。
「さぁ名無し、俺達のデートはここまでだ
楽しかったぜ」
ラファエロは優しく名無しの頭を撫でて見つめると名無しと目が合った一瞬の隙にウインクで合図した。
間接キス。今度は本物のキスをしようぜ。と言うように。
...恥ずかしくてこれからラファの顔見れない〜!!
何もわからないレオナルド。でもこれだけはわかる。
名無しはラファとイチャつくような誰にも言えない何かをしたんだと。