肉じゃがの作り方

用意する物
•じゃがいも
•人参
•玉ねぎ
•豚肉
•しらたき
•酒
•みりん
•醤油

作り方
•じゃがいもの皮を剥き、一口サイズ大に切る
•人参も皮を剥き、乱切り
•玉ねぎを薄めにスライス
•切った野菜を鍋で炒める
•少し火が通ったところで豚肉を一緒に炒める
•豚肉に火が通ったら具が浸るまで水を入れる
•酒とみりんを入れる
•醤油を少しだけ入れる
•蓋をして中火で野菜が柔らかくなるまで煮る
•しらたきを袋から出して洗い、丁度良い長さに切る
•野菜が柔らかくなったらしらたきを入れて中火で少し煮る
•醤油を数滴ずつ垂らしてその都度丁度良い味になるまで味見


ドナテロがお急ぎ便で頼んでくれた食材が届いてキッチンまで運んでくれた。
「僕も何か手伝う？」
「ドニーは運ぶだけで良い、俺様と名無しで作る」
ドナテロは、あっそう...と不貞腐れるようにキッチンを後にした。

ドニー...あたしとしてはドニーも居てくれたら嬉しかったなぁ...

名残惜しそうにドナテロを見ていたらラファエロに背中を押された。

「オラ、先ずは野菜を切るぞ
　じゃがいもは皮を剥いて一口サイズに、人参は乱切り、玉ねぎは薄くスライスで切るんだ」
ラファエロは俺様の話を聞けと言わんばかりに話を進めた。

「じゃがいもは切らないで丸々1個食べるのが、ガイズは食べ応えあるんじゃない？」
「こんな小さな口で丸々1個食べられるのか？」
ラファエロは名無しの両頬を片手で摘む様にムニムニと強弱を付けながら摘んだ。
「お前も食うんだよ」
「はぁい」

これじゃぁまるでカップルだよ

イチャついてくるラファエロが恥ずかしくて野菜を切るフリをして下を向いた。ついでに野菜も切る。


「全部切り終わった〜」
「名無しも一丁前に野菜切れるようになったな」
「んもぅ！もっと前から野菜切れるよ〜」
そんな話をしながらラファエロは名無しの頭を撫でた。

鍋に油を敷いて、切った野菜を入れる。
全体的に野菜に油が回る程度まで炒めたら、野菜が浸るまで水を入れた。
「この出汁の素が肉じゃがを上手くしてるれるんだ」
振り向くとラファエロはいりこだしを手に持ってドヤ顔で立っている。

「え、それいりこだしだよ？お味噌汁に使う顆粒だし」
「名無しも知ってたか
　いりこだしは色んなのに使えんだよ
　ドニーが探してくれて使ってみたら万能ダシだったって訳だ」
そう言ってラファエロは肉じゃがの鍋の中に振り掛けた。
「いりこだしは味噌汁だけじゃねえ
　日本の料理に幅広く合うんだ
　例えば今作ってる肉じゃがにもそうだし、炊き込みご飯とかにもな
　調べてたらこんな凄い物があったとは、日本はすげえって思ったぜ」

何を自慢げに取り出したかと思えば、昆布や魚を使ってダシとると思っていたのに...いりこだし

名無しはプッと軽く吹き出すように笑ってしまった。
「な！なんだよ！」
「なんでもなーい」
日本の料理は色々複雑だもんなぁ
それにしても炊き込みご飯...ラファも作ったのかなぁ
炊き込みご飯かぁ...
ラファが作ったの食べてみたいなぁ