11話 私、ラファにお料理を習います
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「美味しい...1から作ったんだ...」
「作り方さえ解っていれば基本の物は作れる」
作ったミートソースパスタを2人で食べながら名無しは感動していた。
「料理はレシピ通りに作るのもありだが、アレンジってやつも自分だけの味が作れてオススメだ
やるには経験が必要だけどな」
「ラファはアレンジも出来るの?」
「まぁな
このミートソースパスタのソースも塩で味付けしたが、日本で手に入る麺つゆって言うのを塩の代わりに入れたら中々美味かった
こうやって色々試して作るのが経験になるんだ」
名無しは1口ミートパスタを食べて考えた。
「失敗してもそれが改善点になるなら色んなの試した方が良いんだ...」
「そうだな
毎回が正解じゃねぇ
不味ければ間違いだし上手ければ正解だ」
このミートソースにも沢山のアレンジの可能性があるんだ。
名無しにとって教わったラファエロの料理には大きな影響を与えた。そんな感覚。
「名無しよぉ...これで終わりじゃねぇよなぁ?」
「え?」
ラファエロは座っていた椅子に浅く座り直し、両手で頭を支えながら寝そべる様に背もたれに寄っかかった。
名無しにこっちに来いと言う様な首の動きをすると片手で自分の頬をトントンと叩く。
「うん?」
「わからねぇのか?お礼に俺様のここにキスしろ」
「...!!?」
何を言われてるのか、いきなり頭の中が真っ白になった。
ラファエロが指差したのは自分の顔の頬だ。
それってほっぺにキス!?
大胆な発言に名無しは驚きを隠せない。
「教わっといて何も無いわけねぇよな?」
確かにあんなに大事な事まで教わっといて”ありがとう”のお礼だけでは足りない。
本当だったら新たに料理を振る舞うのが正解だと思うがラファエロは違う。
頬にキスなのだ。
寝そべる様に座るラファエロに近づいて、頬に自分の唇を近付けた。が、体格の良過ぎる彼。ほっぺに近付くと言うよりは顔と顔が近付く程度。
仕方なく名無しはラファエロの胸に手を置き、支えにして頬に唇を寄せる。
チュッ.....
名無しの柔らかい唇がラファエロの肌に触れた。
少し暖かい名無しの唇。
2人にしか聞こえないリップ音。
キスして直ぐに目が合う2人の顔。2回目は唇にキスするんじゃないかと、そんな雰囲気が漂っていた。
「誰にも言わないでね!」
「誰がこんな良い思い言うかよ」
「恥ずかしかった!」
「これから俺ら2人きりの時はこんな恥ずかしい事も出来るな」
「ラファのバカ」
照れ隠しに直ぐ様名無しの口が開き、顔も離れて行った。
ラファエロの心の中では、勢いで自分から口にキスすれば良かったと思うのでした。
「作り方さえ解っていれば基本の物は作れる」
作ったミートソースパスタを2人で食べながら名無しは感動していた。
「料理はレシピ通りに作るのもありだが、アレンジってやつも自分だけの味が作れてオススメだ
やるには経験が必要だけどな」
「ラファはアレンジも出来るの?」
「まぁな
このミートソースパスタのソースも塩で味付けしたが、日本で手に入る麺つゆって言うのを塩の代わりに入れたら中々美味かった
こうやって色々試して作るのが経験になるんだ」
名無しは1口ミートパスタを食べて考えた。
「失敗してもそれが改善点になるなら色んなの試した方が良いんだ...」
「そうだな
毎回が正解じゃねぇ
不味ければ間違いだし上手ければ正解だ」
このミートソースにも沢山のアレンジの可能性があるんだ。
名無しにとって教わったラファエロの料理には大きな影響を与えた。そんな感覚。
「名無しよぉ...これで終わりじゃねぇよなぁ?」
「え?」
ラファエロは座っていた椅子に浅く座り直し、両手で頭を支えながら寝そべる様に背もたれに寄っかかった。
名無しにこっちに来いと言う様な首の動きをすると片手で自分の頬をトントンと叩く。
「うん?」
「わからねぇのか?お礼に俺様のここにキスしろ」
「...!!?」
何を言われてるのか、いきなり頭の中が真っ白になった。
ラファエロが指差したのは自分の顔の頬だ。
それってほっぺにキス!?
大胆な発言に名無しは驚きを隠せない。
「教わっといて何も無いわけねぇよな?」
確かにあんなに大事な事まで教わっといて”ありがとう”のお礼だけでは足りない。
本当だったら新たに料理を振る舞うのが正解だと思うがラファエロは違う。
頬にキスなのだ。
寝そべる様に座るラファエロに近づいて、頬に自分の唇を近付けた。が、体格の良過ぎる彼。ほっぺに近付くと言うよりは顔と顔が近付く程度。
仕方なく名無しはラファエロの胸に手を置き、支えにして頬に唇を寄せる。
チュッ.....
名無しの柔らかい唇がラファエロの肌に触れた。
少し暖かい名無しの唇。
2人にしか聞こえないリップ音。
キスして直ぐに目が合う2人の顔。2回目は唇にキスするんじゃないかと、そんな雰囲気が漂っていた。
「誰にも言わないでね!」
「誰がこんな良い思い言うかよ」
「恥ずかしかった!」
「これから俺ら2人きりの時はこんな恥ずかしい事も出来るな」
「ラファのバカ」
照れ隠しに直ぐ様名無しの口が開き、顔も離れて行った。
ラファエロの心の中では、勢いで自分から口にキスすれば良かったと思うのでした。