ガイズが水着に着替えてバーベキューの準備を始めてる中、ミケランジェロは名無しを探していた。
「あれ？名無しは？」
「名無しなら今車の中で水着に着替えてると思うけど」
「そうなんだぁって、何でドニーが知ってるの？」
「車降りる時に名無しに着替えるから誰も中に入れないでって...」
そんな名無しの話をしていたら車のドアが開いた。中から水着姿の名無しが...
「ちぇっ！Tシャツ着てるの〜？」
水着の上に大きめのTシャツを着た名無しがこっちに歩いて来た。

「だって、恥ずかしいんだもん...」
「けどその格好ちょっとエロいね」
名無しの今の姿は大きめのTシャツを着ていると言っても裾が丁度股下3センチ短いくらいで前を向けばお股が、後ろを向けばお尻チラ見せになっている。
そんな姿の名無しをミケランジェロはニヤニヤしながら近付いてしゃがんではTシャツの裾を捲った。
そしてボカン！という音と共にミケランジェロは頭を抱えたのでした。
「痛って〜」
「マイキーのえっち！！」
「名無しの格好がエロいからだろ？」
「隠してるの！」
「隠せてないって！」
「2人共やめろ」
レオナルドの声で2人は静かになった。
2人の喧嘩を止めてくれるお兄ちゃんは頼りになる。

「おーい！野菜焼いてるぞー！」
奥の方で焚き火に網を設置して野菜を焼いてるラファエロが大きな声で呼んできた。
行けば全員分のお皿に焼けた野菜が盛り付けてある。本格的にバーベキューの始まりだ。

焼けた野菜や肉を食べていると後ろから肩をポンポンと叩かれた。振り向けばミケランジェロがジュースを持って差し出してくれている。
「さっきはごめんね、はいこれジュース
　喉乾いたでしょ？」
「マイキー...ありがとう
　あたしこそごめんね」
微笑んだミケランジェロはお相子の意味で名無しの頭を撫でた。