工藤さん家の娘さんは目が見えない
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遠くの方で誰かの声がする。
「かなえちゃん!かなえちゃんしっかりして!!」
血が沸騰しているのではないかと思うほど身体は温かいのに、何故か手足の末端から温度が抜けていく感じがする。
「かなえねーちゃん…?」
「新一見るな!っくそ、救急車はまだか!!」
身体の感覚はとうに持ち主である私の手からどこぞへと落ちていき、ただただ痛みと酷くなる倦怠感の狭間で虫の息を繰り返した。
「ねーちゃん、ねーちゃん…!」
「いや、いやよ、ダメ。やめて、目を閉じないで!!」
あぁ、泣いている。大切な弟とお母さんが泣いている。なんでだろう。何があったの?
「2人とも離れるんだ!かなえ、もう少しだから耐えてくれっ。」
お父さんの焦った声初めて聞いた。私の名前が呼ばれているのだから、このおかしな状況はきっと私が原因なのだろう。
安心させたくて大丈夫だよ、と言ったつもりが口からゴボリ、と何かが吹き出した。
「あぁ!いや、いや!!かなえちゃん、かなえちゃん!!起きて!っなんで止まらないのよ!!」
ぼやける視界にお母さんのぐしゃぐしゃの顔が見える。職業柄見栄えを気にするのに珍しい。父も焦った顔をしているし弟も顔を真っ青にしている。
大丈夫だよ、心配しないで、と言いたいのに変な音が聞こえて喋れない。それが自分の呼吸音だと気付くまもなく抗えない睡魔に負けて意識が沈む。全てが完全に消える前に私の鼻には、確かに母の涙の匂いが香った。
「かなえちゃん!かなえちゃんしっかりして!!」
血が沸騰しているのではないかと思うほど身体は温かいのに、何故か手足の末端から温度が抜けていく感じがする。
「かなえねーちゃん…?」
「新一見るな!っくそ、救急車はまだか!!」
身体の感覚はとうに持ち主である私の手からどこぞへと落ちていき、ただただ痛みと酷くなる倦怠感の狭間で虫の息を繰り返した。
「ねーちゃん、ねーちゃん…!」
「いや、いやよ、ダメ。やめて、目を閉じないで!!」
あぁ、泣いている。大切な弟とお母さんが泣いている。なんでだろう。何があったの?
「2人とも離れるんだ!かなえ、もう少しだから耐えてくれっ。」
お父さんの焦った声初めて聞いた。私の名前が呼ばれているのだから、このおかしな状況はきっと私が原因なのだろう。
安心させたくて大丈夫だよ、と言ったつもりが口からゴボリ、と何かが吹き出した。
「あぁ!いや、いや!!かなえちゃん、かなえちゃん!!起きて!っなんで止まらないのよ!!」
ぼやける視界にお母さんのぐしゃぐしゃの顔が見える。職業柄見栄えを気にするのに珍しい。父も焦った顔をしているし弟も顔を真っ青にしている。
大丈夫だよ、心配しないで、と言いたいのに変な音が聞こえて喋れない。それが自分の呼吸音だと気付くまもなく抗えない睡魔に負けて意識が沈む。全てが完全に消える前に私の鼻には、確かに母の涙の匂いが香った。
