小エビとウツボとウミヘビと、時々怪奇

『用語』

偶発的亜空間形成現象 通称『イリュージョン・スペース』
・何らかの要因により魔法か魔力が爆発的に膨張し、魔力濃度が規定値を超えるなどの、魔力の特殊反応によって発生した第3の空間のこと。そこにある物体や現象にも正式名称はあるが『イリュージョン・スペース』と総称されることが多い。

エトケテラ
・イリュージョン・スペースの中でも要因が推定出来ない、魔法や魔力の特殊反応以外で発生した未知の空間(現象)のこと。
ツイステッドワンダーランドにもあり原則禁足地として管理されているが実は管理出来ていない。
監督生の世界ではそれを『怪異』と呼ぶ。
ラテン語にしたのは作者の趣味。古傷が疼きます。


『七不思議』


1.『独りでに響く放送』
・女生徒の声で空間内に鳴り響く放送。監督生と同じ世界の言語である。


2.『理科室の怪物』
・存在したいがために身体を集めている。
ジャミルは守る戦い方に慣れているので囮役は暗黙でフロイドになる予定だった。


3.『女子トイレの赤子』
・赤ん坊を堕ろしたのは学校外だったが何故かトイレ内にいた。


4.『家庭科室の料理』
・よく男が食べていたものを再現。ランダムで人肉にもなる。


5.『足を引く階段』
・足、と言うより力を抜く階段。高確率で命を落とす。


6.『終わらない卒業式』
・別名「切望」
ジャミルもフロイドも監督生もそもそも服装でアウト。ただジャミルやフロイドと違い監督生はオーバーサイズの学生服を着ているだけだったので、右手だけで済んでいた。
因みに卒業証書を受け取れば卒業生になれるが、卒業生は『下校』なので学校から出ても空間からは出ていけない。


7.『異界の学校』
・男の執念で産まれたこの空間そのものが怪異。ここに招かれた生き物は時間感覚が曖昧になっていく。7日間その中にいたらどうなっていたか、それはもう分からない。



『学校』
・元は高校だったらしいが教師が事故死したことと虐めが後を絶たないため入学者が減。廃校になるも都市開発や住宅地拡大によりリフォームし小学校になった。(現実でこのような事があるかは分かりません)


『音楽室のピアノ』
・七不思議ではない。曲はランダム。


『教室の話し声』
・男が最初に呼んだのは過去の汚点達。しかし汚点はどこでも汚れを侵食させる。


『女生徒』
・汚点であり男の罪。学校に組み込まれているも意思があるようだ。


『黒いモヤ』
・男の執念の具現化した姿。媒介は人体模型。


『デュースに届いた着信』
・今回のキーアイテム。監督生から届いたとされているが、そもそも監督生はスマホを持って行っていない。大人数の罵詈雑言が聞こえたらしい。


『旧第3実験室の階段の鏡』
・監督生とは関係ないツイステ界の怪異。監督生が闇の鏡に呼ばれた状態と同じようなもの。
ただ闇の鏡のように魔力はないため、分類はあくまでエトケテラ。紐解けば監督生は帰ることが出来たが、如何せん誰にも何も分からないので気づく者はいなかった。
今は専門の機関に管理されている。
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