第三都市

九重 愛論
(このえ あいろん)/♂
22歳 174㎝
「其処の煩いお嬢さんは気にしないで下さいね」
「力なんて興味無い。静かに本を読んで、気紛れにお客をからかって、俺はそれだけで充分だよ」




ドンカラス
チックに続く実力者として数年前『ハクタイの森』から離れ、今は第3都市の路地裏で『野路子書店(のじこしょてん)』という本屋さんをやっている。
本屋の中はいつでも薄暗く、本も規則性無く乱雑に積み上げれているだけだが、本人は全ての本の位置をキチンと覚えているのでよけい店内は汚くなっていくらしい。静かな部屋でコーヒーを飲みながら読書をするのが今の生きがい。割とじじくさい。
物腰柔らかくどこか大人しそうに見えるけれど、かなり粗暴でめんどくさがり屋。人の思っている事を敏感に感じ取って、わざと迷わせたり困らせたりするのが大好き。
リテヌートをバイトとして居候させてあげているけれど、騒がしいし仕事はできないというなかなかの困り者だと判明してからは、彼女には主に紅茶しかいれさせていない。
本を傷つけるとマジギレする。


一人称…俺
二人称…君、貴方

▼恋人
氷華さん宅⇒ジャンヌちゃん
「ジャンヌは何時でも詰めが甘いね。さて紅茶も淹れ直した所だし、君の考えた小説の続きでも読もうかな…」
「趣味が合うって良い事だと思わない?同じ本を読んでも、君と俺とじゃ感じ方が違う。そういう話が出来る相手が直ぐ傍に居るって、凄く幸福だと思うんだ」
読書好きのジャンヌちゃんを傍でたまにからかったり、本の感想をお互い言い合ったりする時間が至福のようです。ジャンヌちゃんの書く小説を見るのが実は楽しみだったりするんですが、それを言うと(自分が)面白くないので毎回無言で黙々読み進めます。ドキドキしてるジャンヌちゃんの顔がたまらんらしいです。
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