第二都市

三品 大朽
(みしな おおくち)/♀
19歳 158㎝
「忌鶴子、大丈夫だよ!だってここはだあれもいない田舎都市なんだから」ニッ
「まあ結果的に、この都市でこんなに楽しい生活が送れてるわけだし、昔のことは忘れちゃうのがいちばんだよね!」




ゴニョニョ。
森のそばで忌鶴子(いづつ)を拾い、以降ちいさな家で二人暮らしをしている少女。
ちいさな頃から両親に期待され、勉強ばかりして育つ。第3都市にある『三都帝央大学』に進学したかったのだが、試験当日目の前でおばあさんが車にはねられてしまい、付き添いで救急車に乗って事情聴取を受けているうち、試験に間に合わなくなり落ちてしまった。
大朽に期待していた両親から罵詈雑言を浴びせられ、本人もふたりの期待を裏切ってしまったショックで一切笑わない少女に。もうひとりいた妹を有能な人物にするため、捨てるように『心のケア』という理由で第2都市にある施設にいれられた。
しかしある日ふらりと道を歩いている時たまたま倒れている忌鶴子を見つけ、両親の「見ず知らずの人間を助けるから、お前は落ちぶれたんだ」という言葉と葛藤しながらも、勇気をだして手を差し延べる事に。
おびえる忌鶴子を安心させるため、久しぶりに優しく笑い言葉をかけた事によって、彼女の心にも誰かを大切に思い優しくする気持ちが再び芽生え、じょじょに今の彼女へと快方していった。自分より傷ついた忌鶴子を守り、笑顔と生きる責任を教えてくれた彼女にはほんとうに感謝している
とてもおしゃべり。忌鶴子といつも一緒にいて一方的に話をしているが、忌鶴子も満更ではなさそう。気遣いのできるいい子。困っているひとは放っておけないタイプ。

一人称…あたし
二人称…君

▼恋人
燐螢さん宅⇒智くん
「今日もたくさん話せて嬉しかったよ!智はお手紙もそうだけど、幸せな気持ちを運ぶ郵便屋さんなんだから、残りもしっかり頑張ってね!」
「智にもらったお手紙、寂しい時に見ると元気になるんだ。私にはもう忌鶴子も智もいる。ひとりじゃないんだね」ニコ
自分の住む村に郵便配達員としてやってきた智くん。おしゃべりな大朽のお話にもいつだって嫌なそぶりなんか見せず付き合ってくれる、大切な恋人です。
智くんがくれるお手紙は大切にしまって、しょっちゅう読み返しては会える時を待つ乙女ちっくな場面も最近よく見られる様子。
智くんの「都会でビッグになる」夢を応援していますが、いつかこの都市から離れて会えなくなる日がきてしまうんじゃないかと、こころのすみでは不安な毎日。
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