第一都市

灰田 紅葩
(はいだ こうは)/♀
25歳 168cm
「なんであんな性根が腐ったような奴の下で働かなきゃなんねぇんだ!裏でコソコソと…陰険なんだよ、クソっ!腹が立つ!!」
「組長、あたしが戻るまでどうか無事でいてくださいよ。今あんたは何十っていう人間に命狙われてんですから。あの地上げ屋含めて…」




ベロベルト
遠くから来た子。
(かすり)の用心棒で、『荒瀧組(あらたきぐみ)』の構成員。組長にその腕を見込まれての用心棒任命だったが、本人は組長以外の人間の下につくことに不満をもち、絣に対してはとにかく態度がわるい。つねに眉間にシワを寄せ、相手をにらみつけるような顔する。機嫌のいい日はないのかという程常にイライラしていて、ささいなことでヒトやモノにあたる。
絣が組を利用して金儲けをしているのがどうしても許せないが、どういう契約の上で絣が組と繋がっているのかわからないため、組長に絣と手を切ってほしいと直訴するにはまだ至っていない。
若頭である(せい)が組から逃亡して以来組内部にいくつもの亀裂が入り、それを好機とみたたくさんの人間が組長の命をねらっているものの、今は絣おつきの用心棒として契約が終わるまで組にはもどれないため、唇を噛む。組長の血を分けた一人息子のくせに、実の親や家族同然の組員を捨てて逃げた青が大嫌い。また、腕の立つ構成員として確固たる地位を得ているにも関わらず、どこか移り気でこころができそこないの甘三(かんぞう)もあまり好きではない。

一人称…あたし
二人称…あんた
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