世界観、その他設定2

独裁者の国
(どくさいしゃのくに)


全土を手中におさめ自分だけの楽園を作ろうとする独裁者、猿喰(さるばん)が治める凶悪国家。
どこからの指図も受けず、ただ自分の国の軍隊のちからのみで他国を圧制し続けている。人体実験なども積極的に取り入れていて、科学力に関しても圧倒的な差を見せ付ける。国民はちいさな頃から『人格形成施設』と呼ばれる場所で過ごし、完璧に洗脳を施された後、『い・ろ・は』の三つの街へ割り振られ、その街の中で一生を終える。
全ての国民は猿喰の下に属していて、家の歴史などは一切重要視されていないため、個人の苗字は剥奪されている。


『いの街』は人格形成施設に行っていない、独裁者側の人間が住む街で、この街の人間が主に『ろ』と『は』の人間を管理する。


『ろの街』は軍人の補充や、衣食など生活に必要なものを生産する人間が住む街。中には途中で洗脳が解ける者もいるが、彼等は『革命軍』として秘密裏に街を暗躍している。


『はの街』は人格形成に失敗して頭がおかしくなった国民を、奴隷として死ぬまでこき使う恐ろしい街。日常的に頭がおかしくなった者同士で殺しあいが行われている。
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