世界観、その他設定

浜千鳥
(はまちどり)


南区の隅の隅にあるぼろい賭場。百鬼が気ままに経営をしている。
浜千鳥とは模様の名前で、人生を現すと言われる大海原を、小さく丸く頼りなげな千鳥が渡っている様子が描かれており、その姿に人々は自分の生き様を重ねたと言われているらしい。
『暴れ波に千鳥』やんちゃな大波に対してたよりなげな千鳥、この店はそんな裏街のどこかしらで負けに負け一文無しになった人間が、最後のチャンスとして自分の体や命を賭けて百鬼と勝負をする場所。
無論負けてしまった場合は、百鬼の気分次第で殺されてしまう事も。
様々な場所をフラフラ歩いているかと思いきや急に立ち止まり、気まぐれに方向を変えてはよたよたとまたソレを繰り返す千鳥の足あとは実に気ままで脈絡もポリシーも無い。この店にやってくる博徒は、百鬼含め皆そういう人間なのだ。
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