第一都市

アルカデルト・ハウエル/♂
享年39歳 178㎝
「どれだけ理に叶った言葉を吐いたって、結局全て自分に言い聞かせているだけなんだ。他人に同意を求め、同調させ、安心を作っている。僕はまだ、ずるくて弱い」
「マーガレット愛しているよ。きみは明るくて自由な普通の世界で生きてくれると僕は嬉しいな。父さんはきみが幸せならそれでいいんだからね」




チラチーノ
旧『ラストエンペラー』のオーナー。
アマービレに店を手渡した時、アマービレの手により命を落とす。
親友でありライバルでもあったハシバミには、理由も言わず息子を押し付ける事になったが、それは長年敵対しつつも互いにこのちいさな街で切磋琢磨して得た信頼があってこその決断であった。
温厚な性格で常にニコニコしているが、そのせいで逆に考えが読み取れずどこか底知れない恐ろしげな印象をもつ。
大切だと思ったものは自分を犠牲にしても守ろうとするが、そのせいで守りたいものを傷つけてしまう事もしばしば。
店を守るためという理由だけで数多くの商売敵を手にかけ、罪悪感に苛まれながらずるずる生きてきたため、自分の事がとても嫌い。人に対し発言した言葉には自らを戒めるような内容が含まれている事がよくある。左手の薬指には真珠でできた結婚指輪があり、亡くなった奥さんのぶんも肌身離さず大切にもっている。
幼いディーンに処世術としてイカサマの手ほどきをした人物。


一人称…僕
二人称…きみ、~君
37/73ページ