世界観、その他設定

ここは人間の知らないpkmnだけの世界。かれらは自分たちを「人間」と呼び、ソレと全く同じ生活を送っていました。

レグレスの創った人間一覧


~この世界の歴史~


レグルスは最初の生命。膨大な数の次元の海の中のひとつを管理するため、実験的に生み出された神様の一部です。レグルスは膨大な数の次元の海の中で、神様に言われて『進化』と呼ばれる次元を管理することになりました。


レグルスははじめに『都市世界』と『ショパン』を創りました。ショパンにはこれからひとりで新しい世界(別世界)を創らせる予定だったので、その新しい世界で生まれるであろう人類に必要な感情をよりよく根付かせるため、手始めに数万年以上『閉鎖の世界』と呼ばれる場所にショパンを閉じ込めました。
そして『都市世界』が長い時間をかけて進化していく様子、ショパンに見せ続けて、彼自身の感情(ねたみ、憧れ、寂しさなど)の発達も促しました。


そして『都市世界』が現在の状態にかなり近づいた頃、ようやくショパンは『閉鎖の世界』から解放されます。レグルスは解放したショパンに、『ひとつだけ世界を創るちから』と『次元の海を自由に渡るちから』を与え、最後に『三つの秩序』をショパンの体に組み込み、その場から姿を消しました。


ショパンはレグルスにもらったちからを使い、まず見様見真似で『別世界』の元となるちからを次元の海に放出して、ゆっくり発達していくのを待ちました。そうしながら毎日のように都市世界まで行き、都市世界の様子を眺めて過ごしました。

ようやくある程度別世界が発達したころを見計らい、ショパンは都市世界でも優秀な細胞をもつ男女をこちらへ連れてきて、ふたりを中心に人類を繁殖させました。そして更に人類が増えてきた頃、レグルスにもらった『三つの秩序』【感情を豊かにさせるちから】【知識を潤沢にさせるちから】【決意させるちから】を自分の中から取り出し、具現化させて、より人類の発達を促進させました。



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レグルスから与えられたちからで創った別世界。しかし与えられたそれをまだ使い慣れていないうちに使用してしまったショパンの有り余るちからは、なんらかの形で別世界の人類に、都市世界にはない『能力』という特別なものを与え、また都市世界とは全く異なった文化と進化を実現しました。



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その後、未熟なショパンが創った脆い別世界のクズのようなものは、広い次元の海を漂い、レグルスの強大なちからの残骸とたまたま合体して、新しい世界『中間世界』を生みました。予定と違う新たな世界の誕生。そこではじめてレグルスは、自分のちからに恐怖心を覚えます。



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しかしできてしまったものは仕方がありません。レグルスはショパンと同じように、この『中間世界』を管理する者である『チムニィ』を創りました。けれど、クズとクズが集まり生まれた中間世界では三つの秩序が上手く根付かず、世界は地獄のような様相へとどんどん変化していきました。


これはまずいと、レグルスはチムニィに『幸福を生み出すちから』を与えました。
そのおかげで中間世界は徐々に明るい世界へと変わっていきましたが、幸福は多ければいいものではないのです。結局ある程度まで人類が進化して自力で秩序を手に入れても、幸福ばかりでは怠惰(たいだ)が生まれ、進化の妨げになってしまいます。


これではだめだと、次はチムニィに『不幸を生み出すちから』を与えました。しかしショパンほど魔力を込め、時間をかけて創らなかったチムニィでは、二つの大きなちからを体内におさめ続けることができません。ならばとチムニィは、レグルスの手を借りて、幸福の権化(ごんげ)であるチェリーと、不幸の権化であるウンナを創り、自発的に幸と不幸のバランスをとれるようにしたのでした。



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そして中間世界も安定して進化してきた頃、レグルスは神様から『実験は成功した』と知らせをうけます。
後はこの次元を捨ててまた新たな次元を管理するか、この次元にとどまりこれからもこの次元を管理するかのどちらかを選択するだけ。
それほど悩むこともなく、レグルスは後者を選択しました。もう必要ないからと、恐れていたちからの一部を次元の海に捨て(自由に次元を行き来する能力も失いました)、中間世界に『浬(かいり)の塔』を建てて、他世界から他世界へと生身の人間が行き来できるようにしました。



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そのうちレグルスの捨てたちからが、気の遠くなるようなながい間、次元の海をただよう様々な世界の残骸を吸収して『孤立世界』が誕生しました。
この世界は、レグルスによって調整もなにもされていないせいか、他の世界の様々な面が進化に強く影響を与えています。他の世界とはあまりに距離が離れすぎているため、誰もこの世界の存在を知りません。


孤立世界ではそのうち、たくさんの思想や人種同士のいざこざにより、それぞれを代表として強大な軍団をつくる者が相次ぎました。そして自然とその中でもカリスマ性のある者が導く軍団は生き残り、『国』ができて、互いに憎しみあい、大陸全土で数えきれないほどの戦いが始まったのでした。



~備考~



都市世界で次元の入口を管理する『パンドラ一族』は、ショパンの管理する別世界で、選ばれた人間に次元の秘密を教えて都市世界に送り込み、次元の入口を代々管理させるようにしたものです。


裏街は、新しい世界を創るちからをなくしたレグルスが、暇つぶしのために幼いニニを利用してつくらせた街です。レグルスには匹敵しないものの、初期のレグルスによりつくられたショパンのちからで生み出された、別世界の魔女のちからを借りれば、中間世界の一部を湾曲して隔離された場所をつくるのはたやすいらしいです。


不老不死の細胞は、ショパンの未熟なちからの不備で生まれた劣性細胞です。


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