神天地

アンドロメダ・リッチェル/♂
25歳 172cm
「わかってる…俺達はまだちからの使い方が下手くそだ。…だけど、デラクアは危険すぎる……もう母さんがいないこの世界で信用できるのは、お互いだけなんだから」
「思い出がかきかわっても、それに気づかなければウソの記憶だって本物だ。大切なものだって、忘れてしまえば簡単に捨ててしまえる。…悲しいね」




マフォクシー
歴史に名を残す罪人である、愛の女神センジュと悪徳研究者ルチアーノの実子。
あらゆる言葉を操り、どんなものにでも姿を変え、また、人の記憶や思い出を書き換えるちからを持つ。
双子の姉であるエレンツィアとは違い、あまり感情を表にださず、自分の意見を言わない。
エレンツィアとは生まれつき脳内で意思疎通が可能であり、相手の見ているものを自分の目で見ることもできる。
そのちからが人間のもつものではないことにはなんとなく気がついていて、育ての親であるフランカやエレンツィアに黙ってちからのことを調べていたが、結局二十歳を過ぎた頃、フランカを失うかわりに素性の一切を知ることに。
いっときは育ての親を突然奪われたうえ、他の神様達から未知の脅威として殺されそうにもなったが、冥府の王様であるデラクアに命を救われ、現在はエレンツィアと共に冥府で暮らしている。自分達のちからに目をつけたデラクアにうまくたぶらかされて神様殺しをすることになったが、デラクアの言うことを本気で信じている彼女とは逆にまだ彼のことを信じきれず、エレンツィアを彼から守るため常に気を張っている。
フランカや実の両親を殺した上、未知のちからを持っているというだけでこんな場所に閉じ込めたラッタンジや、神様、また、素性が知れた途端禁忌の子として自分達を忌み嫌い住処を奪った人間みんなが憎い。
姉であるはずのエレンツィアより理性的で頭が良く、落ち着いている。感情を表に出すことが苦手で、エレンツィアの前ですら本音や弱音を吐くことを嫌い、こころにためこんでしまう。

一人称…俺
二人称…お前、君
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