神天地

エレンツィア・リッチェル/♀
25歳 157cm
「もしデラクアがアタシ達を利用しているなら、アタシ達もあいつを利用すればいいじゃない!まったく、アンドロメダは度胸がないのよ!……ああ…ゴメン、ちょっと言い過ぎた。でも絶対ふたりで自由にならなきゃ…ママのお墓も…たてたいし」
「そう…目を見て、だめ、アタシの事だけを考えて……ふふ、イイコね。あなたはもうアタシのもの。アタシに全てを捧げるの…!」




ニンフィア
遠いところから来た子。
歴史に名を残す罪人である、愛の女神センジュと悪徳研究者ルチアーノの実子。
人から愛を奪い心に絶望しか残さないちからと、目を合わせただけで相手を虜にさせるほどの悪魔的美貌をもつ。
二十歳を過ぎ自分の素性を知るまでは、ただの人間が自分の親だと思っていた。
双子の弟であるアンドロメダとは生まれつき脳内で意思疎通が可能であり、相手の見ているものを自分の目で見ることもできる。
普通の人間にはないそのちからがずっと不思議で仕方なかったが、両親のことを知りようやく納得がいった。
いっときは育ての親であるフランカを突然奪われたうえ、他の神様達から未知の脅威として殺されそうにもなったが、冥府の王様であるデラクアに命を救われ、現在はアンドロメダと共に冥府で暮らしている。
アンドロメダとは違い一時的ではあるが、魂の形を変えることでまったく別の人間になることができるため、そのちからに目をつけたデラクアにうまくたぶらかされて、神様殺しをすることになった。
デラクアの悲願が達成したときには、アンドロメダと共に海の神様としてこの世界を見守り、海の底に沈められた両親のなきがらをもう一度命あるものとして蘇らせてもらえると、本気で信じている。
フランカに育てられ、人間と女神のハーフとしてのプライドをなにより大切にしていて、この三人を侮辱されることをなにより嫌う。また、アンドロメダの肉親として姉としても常に強くあろうとするが、たいてい空回りして終わる。どちらかといえばおしゃべりで感情的。ほんとうは甘えん坊で泣き虫だが、その部分はアンドロメダの前だけしか見せない。

一人称…アタシ
二人称…アナタ
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