神天地

スーナウーナ・ローズ/♂
19歳 152cm
「え?お支払いは小切手じゃないのですか?…それは?五百円玉?わぁすごい…こちらではほんとうにこのような昔のお金を使ってらっしゃるのですね…」
「ガラヴァーニ様…この想いはきっとあなたに届くことなどないのでしょうね。せつないです」




ニャオニクス
レベッカの経営するキャバクラ「ジェミードレス」で働いている新米キャバ嬢。
没落した貴族のお嬢様で、ガラヴァーニに拾われこの街にやってきた。
元お嬢様なだけあり、些細なことで溢れてくる常識のなさがお客さんを怒らせる原因になってしまうこともしばしば。
幸い、家が潰れ路頭に迷っていた間にプライドはへし折れ、過去のきらびやかな生活にもこころのどこかで完全に見切りをつけたためか、いくら罵られ土を舐めさせられても、人前では泣かず落ち込まず文句もいわない子になった。
ガラヴァーニがまだ既婚者だということを知らないときに彼を好きになり、以降お店にやってくるたびに熱い視線を送るが、本人から既婚者である旨とペルルとののろけ話を聞かされ、行き場のない想いに頭を悩ませ胸を痛める。
お酒が苦手なので、オーダーされたお酒は全てこっそりノンアルコールに入れ替えてもらっている。
穏やかな性格で、自分から話すよりは相手の話を聞くほうが好き。同じ貴族の人間の接客は本心ではあまりやりたくない。
歳の近いボーイのルカとは男女の壁を越えた友人であり、時間が空けば彼に一般的な価値観を教えてもらっている。その代わり彼には文字の読み書きを教えている。
まだ家が没落していない頃に自分のお世話係をしていたジェールのことが、唯一今でもきがかり。

一人称…私(わたくし)
二人称…あなた
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