孤立世界

鶻 背骨(くまたか せぼね) ♂
見た目10代半ば 163cm
「僕はママと同じ人間なんだ、だから体の交換なんてしなくていいんだ。僕は“壊れる”んじゃないんだから。“死んじゃう”んだから」
「奕兄さんありがとう。外にはこんなにたくさんの生き物がいるんだね。僕もいつか会って触ってみたいな」




ドクケイル
簣(あじか)に作られた人形の一つ。
何に対してもマイナス思考で、家から一歩も出ようとしない。自分が人形だという事実を極端に恐れ、定期的に行われるメンテナンスも拒否し続けているため、初期のボロボロの体は老朽化が進み、陽の光すら体の毒状態。
奕(いご)が買ってきてくれる様々な本を読んで、擬似的に外へ出かけたつもりになるのが一番楽しい。人形である自分を否定するためか、数年前から簣に教わり人形作りをはじめている。しかし不器用で、古びた手のパーツは動きも悪く、なかなか上手に作れないでいる。
表の名前は「背骨」

一人称…僕
二人称…君
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