小ネタ集④
「おまえさ……おれの獲物、使い捨てただろ」
「へぇ。あいつ狙ってたの?」
ロイはおれを見下すように言った。
「……確信犯だろ」
悉く獲物をロイに奪われていく。
もう何日、我慢してっと思ってんだよ……
くそ……くそくそ!
身体が身体を求めてんだー!
その時、おれは閃いた。
ロイに邪魔されない相手を──
「はて、今日は何月何日やっけ?」
「朝ごはん食べたかねぇ?」
「わひのひへばひらん?(*ワシの入れ歯しらん?)」
──けど、おれにも無理だった。
〈Sexual Desire-性欲-〉
END.