無遊病
「もう3日。無断欠席だってぇ」
「愛を深めあってるんじゃないかしら」
「ミモザ、心配じゃないの?」
「あら、スフレは心配なのかしら?」
「ううん、ぜーんぜん♪」
スフレはスマホ片手にケラケラと笑う。
「……二人も有料サイト覗いてるのね」
「ザクロも?」
「まあね。けど、中々脱がないんだもの。そろそろ飽きてきたわね」
そう言うと、ザクロは手にしていたスマホを机に置いた。
「やっぱりぃ?」
「いい値段払わされて、焦らされて……」
「ギルなら、こんな状況で焦らすと思う?」
「モルテがオッケーしたら、ソッコーじゃない? あははっ!」
「見たくもない光景ね」
ミモザの言葉にスフレは更に声を大きくして笑う。
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