「ザクロが人助けって、珍しいな」


そう、ギルが言った。


「……あたし、どんな印象持たれてるの？」
「人が目の前で死にかけてたら、笑顔で励ましながら通報はしない……僕はそう思ってるよ」
「……当たり」


“興味”に動かされた、だけだから。

お酒はミモザが用意してくれた。
それも渡したし、後はただ呑むのを待つだけ。
　


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