Alice the Witch II





「マジでありえねー!」


街から帰って来たおれは、荒れていた。そんなおれに関わらないようにしているのか、ほとんどのヤツは部屋に籠りやがった。

キッチンで家事をするうさぎと一緒にいた使い魔の一人であるアガットがおれに近づいて、声をかけてきた。



「どうしました?ライ様」

「聞いてくれよ!アガット。街で珍しい金色の目を持つ使い魔を見つけて、うちに来ないか誘ったんだよ。そしたら、そいつ、興味ねェとか言って拒みやがった!」

「そうなんですか…」

「しかも、そいつ、契約してやがったし。てか、そいつと契約してるヤツを見つけて、弱いヤツなら奪ってやる!」


そう言った後、アガットが何か言いたそうな顔をしていた。



「何だよ、その目」

「いえ、何でも…」


嘘つくなよ。何か言いたそうな顔してたのは、丸わかりなんだよ。
そうだよな。おまえも契約してたやつから、無理やり奪われたからな。同情してんだろう、その使い魔に。
マジでムカつく。こういう時はアレしかねーよな。



「決めた!今日はおまえをその使い魔の代わりに抱いてやるよ」

「ひっ!ライ様。待ってください…!」


青ざめるアガットの腕を掴み、リビングを離れて、おれの部屋まで連れて行く。キングサイズのベッドにアガットを押し倒し、その上に覆い被さる。



「今夜は沢山可愛がってやるよ。覚悟しろ」

「……っ!」


抵抗するなら、力で押さえ込んでやる。
ま、アガット程度なら、力は弱いから大して力は使わなくて済むし。

そして、満足するまでアガットを抱いてやった。





「最高。またヤろうな、アガット…」

「………っ…!」


おれが頭を撫でると、アガットは怯えていた。その顔を見てると、ついいじめたくなる。アガットは真っ最中の時も顔も良い。すげーエロい。カルロと同じくらいに色気がある。だから、絶対に手放したくねーな。





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