Licoris's Daily Life

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夕食を終えて、部屋に戻ってきたリコリスは、今日の授業で苦手だったところを復習していた。それを終えてから、お風呂に行く。
いつもなら、シャワーだけして戻ろうと考えていたが、バスルームで偶然アリスと会ったため、一緒に入ることにした。
アリスに誘われたら、断るという選択はリコリスにはないのである。

そんな幸せな時を過ごし、部屋に戻ってきたリコリスだった。部屋には、お付きのクロッカスがいて、片付けをしていた。



「遅かったですね。今日はシャワーだけじゃなかったのですか?」

「そのつもりだったけど、アリスが一緒にお風呂に入ろうって誘ってくれたから、一緒に入っちゃった!お互いの背中を洗い合っちゃったわ!」

「リコリス様って、あまり長風呂しないですけど、アリス様がいると長いですよね」

「それはそうよ。アリスはお風呂が好きなんだもの!そんな可愛い妹をずっと傍で見ていられるのよ?長くなるのは必然よ!」

「そうですか…。それでは、私もそろそろ部屋に戻らせていただきます」

「ありがとう。クロッカス。おやすみ」

「おやすみなさいませ。リコリス様」


一礼して、クロッカスが部屋から出ていき、鍵をかけた。娘達の部屋には、必ず鍵がついている。その鍵を持つのは、本人とお付きのメイドだけ。夜に部屋から出る際は、メイドが閉めてから出ることになっている。防犯も兼ねてだ。



(さて、私も休もうかしら。明日は、アリスとお菓子作りするし。寝不足したくないもの!)


リコリスはベッドに入り、リモコンで部屋の電気を消した。



(楽しかったわ。明日もアリスともっと楽しく過ごせたらいいわね…)





【END】
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