Cat Day
「……………もういいか?リコリス」
「ええ。出てきて大丈夫よ、はあくん」
アリスが部屋に戻ってから、入れ替わるようにハルクがクローゼットの中から出てきた。
「本当に可愛いかったわね!私専属の猫耳メイドさん。可愛くて食べたいくらいよ( ´∀`)」
「リコリス…」
「はあくんも見たでしょ!?もう最高( *´艸`)」
「ニヤニヤしまくりだな、お前…」
「もう鼻血が噴き出しそうよ!ティッシュはないかしらキョロo(・ω・= ・ω・)oキョロ」
「お前を憧れてるヤツらが見たら、間違いなく引くだろうな…」
「構わないわ!私は元からこうなんだし。好きなものを前にすれば、ニコニコしちゃうのは当然なんだもの!(*^O^*)」
「オレからすれば、最初からそうだったしな…」
「そうよ!私はアリスさえいてくれたら、何もいらないんだから!!」
ドヤ顔するリコリスに引きながらも、心の中で「リコリスはこういうヤツだから、仕方ねェか」と思うハルクだった───。
【END】
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