Licorice's Birthday








目を覚ますと、リコリスはベッドにいた。起き上がると、起こそうと近くにいたクロッカスが少し驚いていた。リコリスが起こされる前に起きたからだ。だが、それも一瞬。クロッカスはいつものように挨拶をした。



「おはようございます。リコリス様」

「……………おはよう。アリスは?」

「アリス様?今日は一緒に寝てないじゃないですか」

「そうじゃなくて。アリスから誕生日プレゼントをもらったのよ!」

「リコリス様、あなたの誕生日は明後日ですよ?」

「え?」


そう言われ、近くにあったスマホを手に取る。日付を確認すれば、確かに今日はリコリスの誕生日の二日前。



(今のは夢?……なんだ。せっかくアリスを独占出来ると思っていたのに…(≧ヘ≦))


リコリスがガックリと肩を落とした。

しかし、その後にアリスと遭遇し、彼女のテンションはすぐに上がった。





【to be continued…】
2/2ページ
スキ