Summer Cottage(Ⅳ)

ナンパ騒動から、私達3人は海から旅館に戻った。本当は海で遊びたかったけど、何か色々と疲れたからだ。そしたら、ベゴニアが海の代わりに旅館内にあるプールに入ろうと言ってくれたのである。

ということで、プールに来た。誰もいなかった。使用人の人達しかいないし、貸切だから、他の一般客はいないんだけど。



「誰もいないね」

「皆、海に行ってるからでしょ」

「気兼ねしなくていいわ」

「そうそう。私達はここで楽しむわよ!」

「おー!」


女子だけでプールで遊んでいた。女の子だけ。仲の良い子達しかいないから楽しい!私が求めていたのはこれだよ!

プールで過ごしながら、せっかく旅館にいるから、温泉入りたいと話していたら、ここのお風呂が温泉であると聞いて、入りに行こうということになった。

善は急げということで、部屋に一度戻り、服を用意してから、お風呂に向かう。
そこも誰もいなくて、三人で思う存分満喫した。



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