Cross Over
今日はいつも行く場所じゃなくて、少し離れた街に来ていた。僕が探している本がその街の本屋にあると調べたからだ。
本当はエレナちゃんと一緒に来たかったけど、あいにく彼女は予定が入っており、一人で来ることになった。
「本屋は、ここの四階か…」
ビルの案内板を確認し、エレベーターで向かおうとした。すると、見慣れた顔を見つけて、思わず立ち止まる。
「……ライ、様?」
近くにあった上りのエスカレーターに乗っていくライ様を見かけたからだ。
おかしいな。今日は珍しく朝から体調を崩して、屋敷で寝ていたはずなのに…。
少し目を離していたら、ライ様はもういなかった。あれ、気のせい?僕、疲れてるのかな?早く本を買って、帰ろう。
探していた本はすぐに見つかった。すぐ会計しても良かったが、せっかくここまで来たのなら、他にも何かあるかもしれない。僕は本を手に持ちながら、店内を回ることにした。
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本当はエレナちゃんと一緒に来たかったけど、あいにく彼女は予定が入っており、一人で来ることになった。
「本屋は、ここの四階か…」
ビルの案内板を確認し、エレベーターで向かおうとした。すると、見慣れた顔を見つけて、思わず立ち止まる。
「……ライ、様?」
近くにあった上りのエスカレーターに乗っていくライ様を見かけたからだ。
おかしいな。今日は珍しく朝から体調を崩して、屋敷で寝ていたはずなのに…。
少し目を離していたら、ライ様はもういなかった。あれ、気のせい?僕、疲れてるのかな?早く本を買って、帰ろう。
探していた本はすぐに見つかった。すぐ会計しても良かったが、せっかくここまで来たのなら、他にも何かあるかもしれない。僕は本を手に持ちながら、店内を回ることにした。
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