今日は休みでメイド仲間達６人で隣町に新しく出来たプールに来てます。
水着に着替え終えて、皆とプールサイドを歩いていたら、同じくらいの男の人達のグループに声をかけられた。相手も６人。私は嫌だったのですが、私の思いとは反対になんと一緒に遊ぶことになったのです。何で！女の子だけで遊ぼうよ！何故、皆、男を選ぶの！

しかも、ここには仲の良いベゴニアもスマルトもいない。皆、男の人達と楽しそうに話してるし、中にはカップル成立してる子までもいた。時折、私にも話しかけて来る男の人も何人かいたけど、私は「そうですね…」しか言わなかった。言えなかった。

もう帰りたいよー！


その場にいたくなくて、一人抜け出して、プールサイドを彷徨う。はあ、具合悪いとか言って先に帰ろうかな。……うん。そうしよう！善は急げ。
と、前を見ていなかった私は、誰かとぶつかってしまった。



「！」

「ご、ごめんなさい…」

「……アリス？」


ぶつかった相手の顔を見たら、何とお坊っちゃま。何でここに！？ まずいわ。よし、逃げよう！


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