Him and Her




今日は、久々のお休み。私は一人街に来ていた。本当なら仲が良いスマルトやベゴニア達と出かけたかったけど、皆、休みじゃないんだもん。

仕方ないから、一人で来た!平日の方が人も少ないしね!

さ、行きたいところにレッツゴー!


まず私は、雑誌でチェックしていたショップを巡り、欲しかった夏物のトップス、ワンピースなど三点購入した。しかも、今はセール中だったから、少し安く買えた。ふふふ。今度、これらを着て、出かけなくちゃね!楽しみだわ!

次に向かった先は、ランジェリーショップ。前来た時にはなかったから、新しく出来た店だ。下着は今日買わないけど、チェックだけしたいから、中に入る。

可愛らしい下着が沢山あるけど、値段が可愛くない!気に入ったのがあっても、ブラのサイズがない!うっ。ショーツだけなら買えるけど、どうせならセットで買いたかった…!悲しい!


「もーうバカ~!」

「えー。絶対似合うのにー?」

近くにカップルで下着を見ているようだ。今はランジェリーショップもカップルで入るのね。その場を離れようとした時、聞いたことのある声がした。


「本当だって。この下着を着たマヤが僕に迫ってきたら、拒めないさ」

「本当かしら?ブラッドさん、遊び慣れていそうだわ」

ブラッド様!?
その隣には黒髪で、清楚な雰囲気のお嬢様がいた。

危ないですよ!そこの男は、マジで遊び慣れてますから、騙されないでください!あんな純粋そうな女の子を誑かすなんて、女の敵よ!!棚に足の小指を思いっきりぶつければいいのに!

私はブラッド様を睨みながらも、見つからないようにその場を後にした。



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