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Be Careful not to Drink too Much




目を覚ますと、そこはベッドの上だった。


「夢……?」


呟いた瞬間、目の前にマッチョな男の姿が目に入った。

誰……?
しかも、今まさに服を脱ごうとしているじゃない……

悪夢だわ……

手で顔を覆った瞬間、ハッとする。
そう、あたしは元の体に戻っていた。
どこで手に入れたのか、あたしには相応しくない地味な下着を身に付けていた。


「って、ちょっと待って! あたしの身体でライは何しようとしてたのよ!」


その声にマッチョの男が振り向く。
満面の笑みを浮かべる男にあたしは全速力で逃げ出した。


「あ! カメリア様」


道行く人達に道を塞がれる。
その中の一人の女がもじもじしながら話し掛けてきた。


「私の下着、気に入ってもらえて嬉しいです……!」


まさか、ライ……あたしの身体でこの女と?!
ライへの殺意が増していく。

そうこうしているうちにマッチョの男が追い付こうとしてくる。

──どう帰ってきたのか、記憶にないけど……疲労感が半端なくベッドに倒れ込むとそのまま眠ってしまった。

翌日、ライを問い詰めると彼はあたしの身体で“好みの服を求めて、じゃんけん大会をした”と言っていた。
誰かとヤってたわけじゃないと分かり、心から安堵する。


「それにしても……恐ろしいわね、スッポーンまぁ虫ドリンクX……」


そう言いながら、調べていたパソコン画面を見る。
するとそこには、“スッポーンまぁ虫ドリンクXは最大摂取量はキャップ一杯です。ご注意下さい”と書かれていた──









END.
(2024.04.27)
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