❰おまけ❱


ハルクとタスクのやり取りを見ていたカルロが向かい側にいるリクに話しかける。



「弟達は仲が良いねー。リク、俺達も仲良くしようか？」

「え。嫌だよ…」

「何で！？」

「何でと言われても…。あれはあの二人の仲の良さだから出来るんだよ。僕達には出せないから。だから、さっさと諦めて」

「弟が冷たい。俺、すごく傷ついた…。しくしく」

「カルロ兄さん。前から思っていたけど、セレストさんに似てきたよね」

「そう？尊敬はしてるよ。うちの親父と違って」

「本当に似てきたよ。グレーさんもこないだ言ってたんだけどね。“家でも親父がやたら絡んでくるのに、大学にまで親父二号がいる。休まる場所が全然ない”って」

「あいつ、そんなこと言ってるんだ。よし。明日、はリクエストに応えて、絡んであげないと。トキワとタッグを組んでみるのもいいかもな」

「また悪い顔して。適度にしてあげてね、兄さん」

「それはグレー次第」



【END】