Sweets Power

「……とっても美味しいわ!」
「そうでしょう? これが彼女……アリスさんの作るお菓子なんですよ」
「私にも作れるかしら……」
「全く同じものは無理でも、貴方にしか作れないものが出来ますよ。きっと」

そう言って、リクは婚約者に向けて微笑む。
その笑顔の“本当の”矛先は──



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