Little Sister
【おまけ】
学校の廊下。
アガットとミルキーを見て、他の母親達が少し離れた場所から微笑ましく見守っていた。
A「見て。ミルキーちゃん、嬉しそう…」
B「アガットくん、いつ見ても素敵よね…」
C「あんな色気振りまいてる容姿なのに、話すと優しいのよ。癒されるわ!」
D「授業参観は子供を見に来てるけど、アガットくんと会えるからそれも楽しみでもあるのよ!」
E「確かにそれはあるわ!ついメイクとか服とかいつもより力が入っちゃうのよね」
A「たまにアガットくんじゃなくて、キャメルくんが来てたりするけど、やっぱりまた違うわね」
C「キャメルくんも面白くてかっこいいけど、やっぱりアガットくんなのよ」
D「うちの娘もアガットくんを見て、ポーっとするのよ!」
B「うちもよ。家でかっこいいって騒いでいるわよ」
E「うち、アガットくんの弟のアザーくんと仲良くて、前に家に遊びに行った時、たまたまアガットくんがいて、一緒に遊んでくれたみたいで、“あんなお兄ちゃんが欲しかった”って息子が言ってたわ」
A「そういえばアガットくんって、いくつなの?」
D「もう成人してるはずよ?」
E「22とか言ってたわよ」
B「若いわね!」
C「私ももう少し若かったら、狙ってたわよ」
A「旦那いるじゃないの!」
D「そうよ。気持ちはわかるけど」
E「でも、アガットくんに迫られたら、どうする?」
B「それは…」
A「もちろん…」
一同『アガットくん!』
母親達のおしゃべりは、まだしばらくは終わりそうにない───。
【END】