小ネタ集15
【ある日の会話】※兄弟の会話文
ある日の談話室にて。
カ「アリスは子供が好きだよね」
リ「兄さん、いきなりどうしたの?」
カ「昨日、街で女の子と歩いていた時にたまたま買い出し中のアリスを見かけてさ、子供を抱っこしてるのを見たんだよ。子供の方も喜んでたし、その子供の親とも楽しそうに話しててさ」
リ「そうだね。子供は好きだと言ってたよ。前に一緒に出かけた時も迷子を見つけて、あやしていたし」
タ「そういえばさ、いつだったか、ドラがアリスに抱きつかれてたじゃん」
ド「あったね。アリスになら触られるのは、嫌じゃないから」
タ「アリスがドラを抱きしめてた時、すごい目で見てたよな。お前…」
ハ「あれはアイツが人目をはばからずに、ドラに抱きついてたからで」
ド「あん時のお前、すごい目してたから。オレ、あの時ほどお前を怖いと思ったことないし」
ハ「そこまで睨んでねェし」
タ 「めっちゃ睨んでた!」
ド「睨んでる以外にねーよ!」
ハ「……」
ラ「やっぱり抱きつくなら、女の方がいいよな!柔らかいし、いい匂いするし」
カ「お前はぶれないね…」
リ「まるで女の人を抱き枕みたいに…」
ラ「枕じゃねーよ。ちゃんと可愛がってるし。今、女だけで7人はいるぜ。一週間、毎日違う女とヤッてるしな!貧乳、巨乳、美尻、美脚…と色々な楽しみがあるぜ。女に飽きたら、男にするし!」
リ「最っ低だ…」
ド「最っ低!」
グ「相変わらずライは、すごいね…」
ラ「いやー、それほどでも…」
グ「俺、褒めてないよ?」
ラ「何で?そこは褒めてるんじゃねーの?」
タ「ポジティブ過ぎ」
カ「ライ。お前が違うと言っても、中身は似た女ばっかだよね」
ラ「そんなことねーし。超ノリのいい女や明るく元気な女とか、控えめでおとなしそうな女もいるぜ。眼鏡かけて、服をちゃんと着て、図書室で探してみたら、見つかったんだぜ。これが脱がせたら、良い身体してんの!」
タ「やっぱ身体目当てかよ!」
カ「お前も黙っていれば、そこら辺の男より顔はいいからな」
グ「親父に感謝した方がいいね、ライ」
ド「まったくだよ。その外見に感謝した方がいいよ。じゃなきゃ、絶対に逃げられてるから」
ラ「外見?んー。おれ、自分の顔をあんま気にしたことねーしな。確かによく顔が良いとは、言われたことあったけどさ。それにこないだスミレと複数人の女達ともヤったことあるぜ。気持ち良くて、最高だった!またヤりてーから、連絡すっかな…」
リ「……」
カ「リク。気持ちはわかるけど、抑えて」
ラ「何言ってんだよ?カルロだって、高三の時に…」
カ「ライ!あれは若気の至りというか…」
リ「……………へぇ。ライの前にも経験してる人がいたようだね」
タ「リク兄。あんな低い声も出せるんだな」
ド「あれは静かに激しく怒ってんだよ!」
グ「あー。あったね。カルちゃんがやたら遊びまくるから、俺にもかなり被害あったんだよね…」
カ「グレンにも!?」
グ「そうだよ。カルちゃんのせいで。今だから話すけど。俺、ハッキリと断ってるのにさ、女の子達が「カルロくんは相手してくれた」とか言って、何度もしつこかったんだよね。特にしつこかったのは、マーベリック家とサイケリック家の…」
カ「あの二人か。しばらく俺につきまとっていたけど、ピッタリと来なくなったから、てっきり諦めたとばかり思ってた」
リ「その人達なら、僕のところにも来たけど?」
カ「え。リクのところにも…」
リ「そう。一年の僕のところにも来たよ、あの二人組。もうドルチェ家なら誰でも良かったんじゃないかな。流石に僕も頭にきたから、家の方に苦情を入れさせてもらったよ。そしたら、どちらもすぐに転校して行ったね」
グ「彼女達、女子校に入ったらしいね。学園ではおとなしくしてるみたいだけど、夜な夜なクラブに通って、男を探してるみたい。……誰かさんのせいでね」
カ「本当にごめん…」
ラ「んー?マーベリックとサイケリック??」
ド「ライ。何変な顔してんだよ?」
ラ「何かその名前、エドから聞いたことあったなーって思って」
カ「エド?……まさか!」
グ「エドのところにも行ってるだろうね。彼は来る者を拒まないから。去る者も追わずでもあるけど」
ラ「確か…「誘われたから、つい相手しちゃったんだけど、毎日毎日あまりに激しく求めてくるから、こっちが疲れちゃった」とか言ってたぜ」
ド「流石はエド。遊び慣れてんな…」
カ「エドがそんなことを…」
タ「あのエドが疲れるって、相当じゃん」
グ「カルちゃんのせいだよ?彼女達をそこまで狂わせたんだから」
カ「……わかってるよ。俺が考えなしだった」
リ「うちからもお金は渡してるはずだよ。父さんの方にも入っているからね。カルロ兄さんのやらかしは」
カ「やらかし!?」
リ「それ以外にある?」
カ「……ありません」
ハ「これじゃあ、どっちが兄だかわかんねェな」
ラ「でもさ、グレンもリク兄も相手してあげりゃ良かったじゃん。ヤれば気分も変わったかもしんないぜ?」
グ「タイプじゃない」
リ「僕も。異性にだらしない女性は好きじゃない」
ラ「二人共、真面目過ぎじゃね?」
カ「お前が異常過ぎるんだよ」
リ「人のこと、言える立場なの?カルロ兄さん(にっこり)」
カ「…ごめん」
タ「そういえば、スミレは?まだ寝てんの?」
ラ「あー。アイツなら、女のところ。多分、年上の女の家だぜ」
カ「スミレも変わらず、色んな女の子と遊ぶね」
ハ「もう動物と変わらねェじゃん。しかも、勉強なんて、ほぼやらねェのに、意外に出来るとかイヤミか!」
ド「後半はお前の僻みじゃん」
ハ「そんなことねェ!」
グ「マシロはきっとどこかで昼寝してるし、フェリは友達の家に遊びに行ってる。あれ?そういえば、ブラッドは??」
カ「ブラッドなら、朝から出かけてる。どこ行ったかまでは知らないけど」
ラ「あいつ、また買い物じゃねーの?よく専属執事を連れて行くからさ」
リ「それにしても、父さんの血は、本当にすごいよね」
タ「親父もよく女の人と一緒にいるよな。しかも、毎回違うし。特定の女の人はいねェの?」
グ「ボルドーとえらい違うよね」
リ「ボルドーは、亡くなった奥さん一筋だからね。僕はそういう父親が良かったよ」
ハ「てか、ボルドーの方が父親みたいだよな。実の父親は仕事ばっかで、たまにしか帰って来ねェのに」
カ「ボルドーはそれが仕事でもあるからな。家のことは、ボルドーとサルファーが仕切ってるし」
タ「セレストも奥さん一筋だよな。息子のグレーがいても、未だにラブラブなんだぜ。オレもリコリスとあんな風にいつまでも…」
ハ「……」
カ「お前もアリスと…って考えてるの?」
ハ「べ、別に…!」
タ「そもそもアリスに意識もされてねェじゃん!」
ハ「うっせェ!」
カ「アリス、アガットと三人で出かけると、二人がカップルに見えるから、お前はいつも機嫌が悪くなるよな」
グ「あらー。ルク、かわいそうだね」
ハ「かわいそう言うな!」
ド「あの二人、似た者同士だよね。子供を見て、ニコニコしてるし」
タ「二人共、子供が好きだしな」
ラ「ハルク。アリスが意識しねーならさ、もう押し倒しちまえば?」
カ リ「「ライ!!」」
タ「ちょっとー、オレの弟に変なこと吹き込まないでよ!」
ハ「タスク兄…」
タ「コイツ、冗談が全然通じねェから、真に受けちゃうんだぜ!そんなこと言ったら、マジでアリスを押し倒しちまうから」
ハ「……」
リ「え、ハルクはそんなことしないよね?アリスさんが嫌がることなんて」
ハ「し、しねェって!」
リ「……それなら良かった。そんなことしたら、アリスさんに嫌われちゃうからね?」
ハ「……………うん…」
カ「普通は好きでもない男から押し倒されても、拒否されるだけだよな。たまに例外もあるけど」
リ「それは自分が拒否されたことないって言ってるのかな?カルロ兄さん」
グ「カルちゃん、コルチカムおじいさまにそっくりだからね。ジルもカルちゃんには、すっごい甘いし」
カ「好きで似たわけじゃない!」
ラ「ジルはリク兄にも甘えーじゃん。親父に似てるから」
リ「ライ?(にっこり)」
ラ「……はっ、しまった!……許して?リクおにーちゃん!」
一同『キモい…』
ラ「何でだよ!可愛いだろ!」
こうして、兄弟達の会話は、夕食の時間まで続いたのだった───。
ある日の談話室にて。
カ「アリスは子供が好きだよね」
リ「兄さん、いきなりどうしたの?」
カ「昨日、街で女の子と歩いていた時にたまたま買い出し中のアリスを見かけてさ、子供を抱っこしてるのを見たんだよ。子供の方も喜んでたし、その子供の親とも楽しそうに話しててさ」
リ「そうだね。子供は好きだと言ってたよ。前に一緒に出かけた時も迷子を見つけて、あやしていたし」
タ「そういえばさ、いつだったか、ドラがアリスに抱きつかれてたじゃん」
ド「あったね。アリスになら触られるのは、嫌じゃないから」
タ「アリスがドラを抱きしめてた時、すごい目で見てたよな。お前…」
ハ「あれはアイツが人目をはばからずに、ドラに抱きついてたからで」
ド「あん時のお前、すごい目してたから。オレ、あの時ほどお前を怖いと思ったことないし」
ハ「そこまで睨んでねェし」
タ 「めっちゃ睨んでた!」
ド「睨んでる以外にねーよ!」
ハ「……」
ラ「やっぱり抱きつくなら、女の方がいいよな!柔らかいし、いい匂いするし」
カ「お前はぶれないね…」
リ「まるで女の人を抱き枕みたいに…」
ラ「枕じゃねーよ。ちゃんと可愛がってるし。今、女だけで7人はいるぜ。一週間、毎日違う女とヤッてるしな!貧乳、巨乳、美尻、美脚…と色々な楽しみがあるぜ。女に飽きたら、男にするし!」
リ「最っ低だ…」
ド「最っ低!」
グ「相変わらずライは、すごいね…」
ラ「いやー、それほどでも…」
グ「俺、褒めてないよ?」
ラ「何で?そこは褒めてるんじゃねーの?」
タ「ポジティブ過ぎ」
カ「ライ。お前が違うと言っても、中身は似た女ばっかだよね」
ラ「そんなことねーし。超ノリのいい女や明るく元気な女とか、控えめでおとなしそうな女もいるぜ。眼鏡かけて、服をちゃんと着て、図書室で探してみたら、見つかったんだぜ。これが脱がせたら、良い身体してんの!」
タ「やっぱ身体目当てかよ!」
カ「お前も黙っていれば、そこら辺の男より顔はいいからな」
グ「親父に感謝した方がいいね、ライ」
ド「まったくだよ。その外見に感謝した方がいいよ。じゃなきゃ、絶対に逃げられてるから」
ラ「外見?んー。おれ、自分の顔をあんま気にしたことねーしな。確かによく顔が良いとは、言われたことあったけどさ。それにこないだスミレと複数人の女達ともヤったことあるぜ。気持ち良くて、最高だった!またヤりてーから、連絡すっかな…」
リ「……」
カ「リク。気持ちはわかるけど、抑えて」
ラ「何言ってんだよ?カルロだって、高三の時に…」
カ「ライ!あれは若気の至りというか…」
リ「……………へぇ。ライの前にも経験してる人がいたようだね」
タ「リク兄。あんな低い声も出せるんだな」
ド「あれは静かに激しく怒ってんだよ!」
グ「あー。あったね。カルちゃんがやたら遊びまくるから、俺にもかなり被害あったんだよね…」
カ「グレンにも!?」
グ「そうだよ。カルちゃんのせいで。今だから話すけど。俺、ハッキリと断ってるのにさ、女の子達が「カルロくんは相手してくれた」とか言って、何度もしつこかったんだよね。特にしつこかったのは、マーベリック家とサイケリック家の…」
カ「あの二人か。しばらく俺につきまとっていたけど、ピッタリと来なくなったから、てっきり諦めたとばかり思ってた」
リ「その人達なら、僕のところにも来たけど?」
カ「え。リクのところにも…」
リ「そう。一年の僕のところにも来たよ、あの二人組。もうドルチェ家なら誰でも良かったんじゃないかな。流石に僕も頭にきたから、家の方に苦情を入れさせてもらったよ。そしたら、どちらもすぐに転校して行ったね」
グ「彼女達、女子校に入ったらしいね。学園ではおとなしくしてるみたいだけど、夜な夜なクラブに通って、男を探してるみたい。……誰かさんのせいでね」
カ「本当にごめん…」
ラ「んー?マーベリックとサイケリック??」
ド「ライ。何変な顔してんだよ?」
ラ「何かその名前、エドから聞いたことあったなーって思って」
カ「エド?……まさか!」
グ「エドのところにも行ってるだろうね。彼は来る者を拒まないから。去る者も追わずでもあるけど」
ラ「確か…「誘われたから、つい相手しちゃったんだけど、毎日毎日あまりに激しく求めてくるから、こっちが疲れちゃった」とか言ってたぜ」
ド「流石はエド。遊び慣れてんな…」
カ「エドがそんなことを…」
タ「あのエドが疲れるって、相当じゃん」
グ「カルちゃんのせいだよ?彼女達をそこまで狂わせたんだから」
カ「……わかってるよ。俺が考えなしだった」
リ「うちからもお金は渡してるはずだよ。父さんの方にも入っているからね。カルロ兄さんのやらかしは」
カ「やらかし!?」
リ「それ以外にある?」
カ「……ありません」
ハ「これじゃあ、どっちが兄だかわかんねェな」
ラ「でもさ、グレンもリク兄も相手してあげりゃ良かったじゃん。ヤれば気分も変わったかもしんないぜ?」
グ「タイプじゃない」
リ「僕も。異性にだらしない女性は好きじゃない」
ラ「二人共、真面目過ぎじゃね?」
カ「お前が異常過ぎるんだよ」
リ「人のこと、言える立場なの?カルロ兄さん(にっこり)」
カ「…ごめん」
タ「そういえば、スミレは?まだ寝てんの?」
ラ「あー。アイツなら、女のところ。多分、年上の女の家だぜ」
カ「スミレも変わらず、色んな女の子と遊ぶね」
ハ「もう動物と変わらねェじゃん。しかも、勉強なんて、ほぼやらねェのに、意外に出来るとかイヤミか!」
ド「後半はお前の僻みじゃん」
ハ「そんなことねェ!」
グ「マシロはきっとどこかで昼寝してるし、フェリは友達の家に遊びに行ってる。あれ?そういえば、ブラッドは??」
カ「ブラッドなら、朝から出かけてる。どこ行ったかまでは知らないけど」
ラ「あいつ、また買い物じゃねーの?よく専属執事を連れて行くからさ」
リ「それにしても、父さんの血は、本当にすごいよね」
タ「親父もよく女の人と一緒にいるよな。しかも、毎回違うし。特定の女の人はいねェの?」
グ「ボルドーとえらい違うよね」
リ「ボルドーは、亡くなった奥さん一筋だからね。僕はそういう父親が良かったよ」
ハ「てか、ボルドーの方が父親みたいだよな。実の父親は仕事ばっかで、たまにしか帰って来ねェのに」
カ「ボルドーはそれが仕事でもあるからな。家のことは、ボルドーとサルファーが仕切ってるし」
タ「セレストも奥さん一筋だよな。息子のグレーがいても、未だにラブラブなんだぜ。オレもリコリスとあんな風にいつまでも…」
ハ「……」
カ「お前もアリスと…って考えてるの?」
ハ「べ、別に…!」
タ「そもそもアリスに意識もされてねェじゃん!」
ハ「うっせェ!」
カ「アリス、アガットと三人で出かけると、二人がカップルに見えるから、お前はいつも機嫌が悪くなるよな」
グ「あらー。ルク、かわいそうだね」
ハ「かわいそう言うな!」
ド「あの二人、似た者同士だよね。子供を見て、ニコニコしてるし」
タ「二人共、子供が好きだしな」
ラ「ハルク。アリスが意識しねーならさ、もう押し倒しちまえば?」
カ リ「「ライ!!」」
タ「ちょっとー、オレの弟に変なこと吹き込まないでよ!」
ハ「タスク兄…」
タ「コイツ、冗談が全然通じねェから、真に受けちゃうんだぜ!そんなこと言ったら、マジでアリスを押し倒しちまうから」
ハ「……」
リ「え、ハルクはそんなことしないよね?アリスさんが嫌がることなんて」
ハ「し、しねェって!」
リ「……それなら良かった。そんなことしたら、アリスさんに嫌われちゃうからね?」
ハ「……………うん…」
カ「普通は好きでもない男から押し倒されても、拒否されるだけだよな。たまに例外もあるけど」
リ「それは自分が拒否されたことないって言ってるのかな?カルロ兄さん」
グ「カルちゃん、コルチカムおじいさまにそっくりだからね。ジルもカルちゃんには、すっごい甘いし」
カ「好きで似たわけじゃない!」
ラ「ジルはリク兄にも甘えーじゃん。親父に似てるから」
リ「ライ?(にっこり)」
ラ「……はっ、しまった!……許して?リクおにーちゃん!」
一同『キモい…』
ラ「何でだよ!可愛いだろ!」
こうして、兄弟達の会話は、夕食の時間まで続いたのだった───。