小ネタ集13

【彼女から見た印象は…】
※会話文のみ。


アリスが隣のキッチンに入ってから、カルロが言った。



カ「お前、本当に好きなんだね」

ハ「何がだよ…」

カ「アリス」

ハ「……っ」

カ「わざわざサルファーに言いに行ったんだろ?アリスを世話係にって」

タ「あー、オレも聞いた!お前が自分から世話係に指名したんだろ」

ハ「変なヤツが世話係になるなら、自分で決めた方がマシだからだよ!」

カ「それだけじゃないだろ。アリスの作るお菓子が食べたくて、よく廊下で訴えてたろ?アリスと漫才みたいに喋って。あれを見る度に俺は、何度笑い転げそうになったか…」

ハ「カルロ。意外にツボに入ると、笑いが止まらねェだろ…」

カ「二人のタイミングが良すぎるからだよ。あの掛け合いは……だめだ。思い出したら、また笑えてきた」

タ「でもさ、アリス。どう見ても、リク兄しか見えてねェじゃん。お前のこと全然意識もしてねェよ、あれは」

ハ「わかってるし」

タ「さっき、アリスがお前の口元を拭いてたけど、どう見ても世話が焼ける弟にしか見えてねェって」

ハ「わかってるって!」

カ「でもさ、反対にアリスがハルクを意識しててもやばくないか?16歳が11歳に恋してるとかさ」

タ「それもちょっと怖い…」

ハ「もう結局は何が言いたいんだよ!」

カ タ「「アリスからしたら、お前は弟みたいな存在なんだよ…」」

ハ「……」



それからアリスがトレーにケーキ皿やフォーク、飲み物を持って、戻ってきたのである。





【to be continued】
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