「ただいま…」

「おかえりなさい。お坊っちゃま」


学校が終わり、部屋に入るとアリスがいた。オレの洗濯物をたたんでいた。
……良かった。朝のこともあるから、いないのかと思った。



「そうだ！お坊っちゃま」

「な、なんだよ！？」


着替えようとしたら、アリスがこちらに振り向く。



「お腹空いてます？おやつ、食べませんか！」

「あ、ああ…」

「良かった！では、着替えが終わったら、小食堂に来てくださいね」


そう言うと、アリスは部屋を出て行ってしまった。




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