Boy and Maid 6
春です。新学期です。
お坊っちゃまが中学生になりました。
せっかくなので、私とアガットさんでお坊っちゃまの入学式に行くことになったのですが…。
隣に座るアガットさんが号泣しています。
あれ?これは卒業式じゃないよね??入学式、だよね?周りの保護者の人達もアガットさんを見て、困惑してます。
「アガットさん、大丈夫ですか?」
「すみません。お坊っちゃまも中学生になったと思うと、涙がとまらなくて…!」
アガットさん、専属の執事になる前からお坊っちゃまの面倒を見てたから、その成長を嬉しく思ったのかな。同じ歳の弟さんもいるみたいだし、それも重ねてしまったのかもしれない。
しかし、このままでは卒業式同様に目が腫れてしまうのでは?アガットさんのハンカチも涙でずぶ濡れだし。私は鞄からハンカチとティッシュを出して、アガットさんに渡す。
「どうぞ。使ってください」
「アリスさん。ありがとうございます…!」
アガットさんはそれを受け取り、早速涙を拭いていた。
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お坊っちゃまが中学生になりました。
せっかくなので、私とアガットさんでお坊っちゃまの入学式に行くことになったのですが…。
隣に座るアガットさんが号泣しています。
あれ?これは卒業式じゃないよね??入学式、だよね?周りの保護者の人達もアガットさんを見て、困惑してます。
「アガットさん、大丈夫ですか?」
「すみません。お坊っちゃまも中学生になったと思うと、涙がとまらなくて…!」
アガットさん、専属の執事になる前からお坊っちゃまの面倒を見てたから、その成長を嬉しく思ったのかな。同じ歳の弟さんもいるみたいだし、それも重ねてしまったのかもしれない。
しかし、このままでは卒業式同様に目が腫れてしまうのでは?アガットさんのハンカチも涙でずぶ濡れだし。私は鞄からハンカチとティッシュを出して、アガットさんに渡す。
「どうぞ。使ってください」
「アリスさん。ありがとうございます…!」
アガットさんはそれを受け取り、早速涙を拭いていた。
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