Woman's feelings and a bud of the love




「え?僕の家に来たい?」
「お兄さんにも会いたいの」


シリアの言葉にリクの目が泳ぐ。


「兄貴、今……病気だから」
「看病させて!」
「看病でどうにかならないから困ってるんだけど……」
「そんなに……重いの?」
「あぁ……アレはもう死んでいるも同然だよ(男として)」
「益々、挨拶にいかないと……」
「え……いや、だから……ダメなんだ!」


と、リクは早歩きで校門を抜ける。


「リク、待ってよ! どうして家に遊びに行くのはダメなの?」
「家はナベの相方が揃ってる……危険なんだ」
「意味分からない!」


リクはシリアを無視して足を早める。


「もう、リクってば!」












〈Woman's feelings and a bud of the love〉











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