Bud




自分の気持ちに気付いてから、あいつと話す事に照れはあるけど抵抗は無くなった。


「おい。途中まで荷物持ってやるよ」
「……ありがとう、リゼル。でも、軽いから大丈夫……」


けど、こいつは俺にとっての恐怖心があるんだろうな。
一本、引いてる。


「アリス、今度──」


振り向くとアリスの姿は無かった。
そんなに俺が怖いのかよ。



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