Beckoning




闇の中、一人の男が入ってきた。


「なぁ」
「ダークライ、か」


そう口にした人物の姿は見えない。


「おれ……もう限界。これ以上ガマンしたら死ぬ」


すると、ライの目の前の人物が不適な笑みを浮かべる。


「なら……死ねばいい」
「言うと思ったけどさ」


そう言って、その場に倒れ込むライ。
そこに闇から現れた“何か”が彼目掛けて襲い掛かる。
血飛沫が舞い、あっという間に血だまりが出来た。


「はは……あはは、快感……っ」


目を閉じるライは恍惚に微笑んだ。



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