Blue Christmas




何だ、この違和感は──
賑やかな音楽といい、眩しすぎる街の明かり……
何よりも……人で溢れかえっている──
孤独なのは僕だけ、か……?

ふと、人混みの中でアリスを見付けた。


「アリ──」


言い掛けて言葉を飲み込む。
彼女は見知らぬ男と一緒だった。
笑顔でとても幸せそうで、とてもじゃないが声なんか掛けられそうにない。

次第に居心地が悪くなってきた。


「……避難せねば」


そして、セツナが向かったのは──



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