青空に続く橋




あの日から毎日、彼に翌日の天気を聞くようになった。
「明日は、晴れです」彼は天気を外さない。


「なんだか、天気予報士みたい」


私の言葉に彼は吹き出す。


「今日も、ありがとうございます」
「どういたしまして」
「では、また」
「はい、また」


いつの間にか“また”という関係になっていた。
恋人じゃないのに……なんだか、くすぐったい関係。

私はこの関係が好きだった。


この日が来るまでは──



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