Freedom within the Walls




「ここはポスタリカ。我が国の街だ。行き来は自由だが、俺か護衛部隊の上層部と必ず来るように」


お城の外は見たことのない世界が広がっていた。
見たことのない樹や花。


「折角だ。少し、歩いてみるか?」


差し出されたコルクの手を取る。

彼の手はとても温かくて心地よかった。
彼の“人質”もみんなそう──



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