Eternal Flower




──1ヶ月後・ポスタリカの街。
人々が世話しなく動き回っていた。
その中には、コルクとオペラの姿もあった。
二人は私に気付くと笑顔で手を振ってくれた。

私も急がなきゃ。


「──はい、まいど!」


街の外れの手作りクッキー屋さんから、クッキーを受けとる。


「これはサービス! めでたい日だからねぇ!」
「ありがとうございます!」


貰ったクッキーを頬張る。


「……甘くて美味しい!」
「コルクの好きな林檎味、気に入ってくれて良かったよ」
「すごく美味しかったです!」
「今度は二人で食べにおいで。もーっと、サービスするから!」


お礼を伝えて、店を出てある場所に向かって走る。



.
1/3ページ
スキ