Eternal Flower
──1ヶ月後・ポスタリカの街。
人々が世話しなく動き回っていた。
その中には、コルクとオペラの姿もあった。
二人は私に気付くと笑顔で手を振ってくれた。
私も急がなきゃ。
「──はい、まいど!」
街の外れの手作りクッキー屋さんから、クッキーを受けとる。
「これはサービス! めでたい日だからねぇ!」
「ありがとうございます!」
貰ったクッキーを頬張る。
「……甘くて美味しい!」
「コルクの好きな林檎味、気に入ってくれて良かったよ」
「すごく美味しかったです!」
「今度は二人で食べにおいで。もーっと、サービスするから!」
お礼を伝えて、店を出てある場所に向かって走る。
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