Irreplaceable
その夜。
シトリン様に呼ばれて、相手をさせられた。
「……はぁっ…ん…っ…んぅ」
「コーラル。ダメじゃない?あまり他人と関わっては…」
「…違っ…二人は…っ……んんっ」
「ま、あの二人はいいとして、あなたの荷物を散らかして、水の中にぶちまけた本人には、私から罰を与えたからもう大丈夫よ」
「え…っ」
もうシトリン様の耳に入っていたのか。
その人は、明日には学園にはいないだろう。おそらく同じことをされて、水の中でひどいことをされたはずだ。同情はしない。ぼくに対して、そういうことをしたのだから。報いは自分に返る。ただそれだけ。
「もう大丈夫だから。私のコーラルにひどいことをするヤツは私が許さない。あなたのすべては私のものなんだから…」
「シトリン様…っ……ん…やめっ…ぁ」
その後、ぼくは朝まで離してもらえなかった。せっかくいい夢を見られそうだったのに…。
【END】
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