使い魔 Ⅰ
アリスが立ち去った後、アガットがある方向を見ながら鳴く。
すると、そこへハルクが現れ、アリスが座っていた場所に座る。
「キュッ!」
「ん?何で出て来なかったかって?オレがいても仕方ねェからだよ。え、ここにあるお菓子を一緒に食べよう?これはアイツがアガットに作ったんだろ…」
「キュッ、キューッ!」
「オレにも食べさせるためにいちごのお菓子にしたのかよ。ま、そういうなら食うけど。…いただきます」
お菓子を手に取り、口に入れる。
「キュッ?キュッ??」
「ん、うまい。お前のお陰だよ。ありがとな、アガット」
そう言い、ハルクはアガットの頭を撫でる。撫でられたアガットは嬉しそうに鳴き、ハルクに飛びついた。
【END】
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